マインド・クァンチャ―The Mind Quencher

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120047152
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年、愛知県生まれ。某国立大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

96
このストーリーが好きでたまらない。最後を読み終えるのが、ゼンとの別れが名残惜しかった。粋なラストにも感動しました。城を脱け出しノギさんに会いに行くだろうなとは思いました。貧しい人と恵まれた人の差はどうしてうまれるのか、ゼンの悩み事が刀から政を成す責任へとウエイトがうつるのには一抹の寂しさを感じてしまいました。ゼン自身が今の自分はまるで死んでいると呟きます。このまま都を出てノギさんと二人どこか遠く行ってしまえばのよいのに。味方の大将は誰ですか?貴方様です。え?まるでコントのような会話に何度となく笑いました。2016/05/30

kishikan

95
あ~ッ、やってしまった。フォグ・ハイダを先に読むはずが、積読本が山のようになっていて、こっちを先に読んでしまった。だからだ、のっけからの格闘シーンに困惑したのは・・・。全て私が悪うございました。さてさて、このヴォイド・シェイパシリーズ、森さんのシリーズものにあって、もっとも森さんらしいというか、今の森さんが書きたいこと全てを表わしているって思っているんです。初期のミステリも良いけど、最近のミステリはどうも物足りず、スカイクロラのように、剣を通して生と死を静かに見つめる森さんが、今は好きです。今後も楽しみ。2015/06/30

ひめありす@灯れ松明の火

86
咲いた桜花は、何を考えるのだろう。記憶や展望は。去年あっという間に散ってしまったから、今年はゆっくり咲いていたいとか。来年は雨が多そうだから残念だ、とかそんな事は考えないはず、だ。ただそこに、無心に咲いている。明日散ろうと、昨日咲こうと。今には、何も無いのだ。咲いているという事実だけ。忘れてしまった事で、得る物がある。得た事で、忘れてしまう事がある。ならば、何もない今こそが至上。前、全、禅、善、漸。幾度も得てきた。同じ位失ってきた。だけどそれは同時にThen。一生懸命に今を生きている。ただ、それだけが全て2015/06/27

ゲバオ

64
ヴォイドシェイパシリーズ最終巻。なんだろー。この巻全体がエピローグって雰囲気。終始、寂しさが漂ってる感じでした。ノギもなかなか出てこず、出てきてももう あの微笑ましいゼンとノギのふたりはそこにはいなく…読んでて本当にせつなかった。からの~、終わり方の美しさよ。壮大なラブストーリーを見せられました。できれば、その後が知りたい!短編集の執筆希望!!※ケジロとマサイは都に住むことにしたのかなー?どう思っただろう?序盤、マサイとゼンができちゃうじゃないかとハラハラ&ワクワクしちゃいました。2016/08/18

Yuna Ioki☆

55
1017-220-6 このシリーズはここでラストかな?最後までちょっと天然くんなゼンくんでしたが、自分が好まぬ世界へとむりやりに運命に流されていくのかと思いきや素敵なラストを選んでくれました(≧▽≦)ゼンとノギの未来に幸あれ(*´∀`)2015/06/06

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