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ジョン・フローリオ―シェイクスピア時代のイングランドにおける一イタリア人の生涯

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  • サイズ A5判/ページ数 421p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784120043604
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

内容説明

宗教難民の子弟にしてブルーノの友人、初の『エセー』英訳者にして伊英辞典編纂者、シェイクスピア作品の霊感源とも目される異能の人―大陸の人文主義的教養をイングランドに伝え、イギリス・ルネサンスの開花に貢献した特異なイタリア人の生涯と業績を、汎欧的視点から活写する無類の伝記。イェイツ年譜、著作目録などを併載する。

目次

ジョン・フローリオの父親
『第一の果実』
初期の友人や知人たち
フランス大使館にて
フローリオとブルーノ
『第二の果実』
ジョン・エリオットの『果実』
エリオットとハーヴィ
伊英辞典と「H・S」
モンテーニュの翻訳
宮廷にて
宮廷時代の文芸活動
隠退と晩年
トッリアーノとフローリオの手稿
結論 フローリオとシェイクスピア
補遺1 読者への辞―フローリオの『言葉の世界』(一五九八年)から
補遺2 ソープによるフローリオへの献辞―ジョン・ヒーリーの『エピクテトスの提要』(一六一〇年)から

著者等紹介

イェイツ,フランシス・A.[イェイツ,フランシスA.][Yates,Frances Amelia]
1899‐1981。20世紀後半を代表するイギリスの歴史家。ロンドン大学文学修士、ウォーバーグ研究所所員、英国学士院会員、大英帝国二等勲爵士(デイム)。ジョルダーノ・ブルーノ研究を軸として、ルネサンス精神史に伏在する秘教的な知の伝統を一貫して追い求めた。その影響は、文化史、思想史、美術史、科学史など、個別の学問分野を越えて広範かつ深甚である

正岡和恵[マサオカカズエ]
1954年、愛媛県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。成蹊大学文学部教授

二宮隆洋[ニノミヤタカヒロ]
1951年、愛媛県生まれ。京都大学法学部卒業。編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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