「宮沢賢治」の誕生―そのとき銀河鉄道の汽笛が鳴った

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120041273
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

大正10年4月、賢治は父と二人で伊勢、比叡山、奈良の旅に出た。このときに遺した49首の短歌を手がかりに賢治の内面のドラマをさぐり、豊饒な文学的創造の源泉を明らかにする。

目次

はじめに―大正十年四月の旅
青い孔雀のものがたり
伊勢に雨は降っていたか
父子の相剋と関西旅行の事情
島地『法華経』の西域ロマン
比叡山の歌
賢治の生涯と死のゆらぎ
法華文学の時空
聖徳太子をめぐって
法隆寺の歌
奈良の歌
黒装束の男
桜は青き夢の列
賢治は法華経をどう読んだのか
銀河鉄道の汽笛
賢治の作品を読む
おわりに―遠き讒誣の傷あとも

著者等紹介

大角修[オオカドオサム]
1949年生まれ。東北大学文学部宗教学科卒業。仏教書・児童書を中心に編集・執筆活動を行う。地人館代表。宮沢賢治研究会『賢治研究』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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