内容説明
新婦マリー・ルイーズの父は、オーストリア皇帝フランツ1世。大叔母はマリー・アントワネット。彼女は、大叔母が処刑されたフランスへと輿入れする。メッテルニヒ、タレイランの暗躍、アレクサンドル1世との角逐…19世紀ヨーロッパの激動に流転する運命。『オスマン帝国衰亡史』のアラン・パーマーが描く絢爛の大歴史絵巻。
目次
ハプスブルクとブルボン
コルシカの悪徒、ブオナパルテ
イタリアを越えて
帝国の成立
一八〇五年、ミラノからアウステルリッツへ
もうひとりのカウニッツ
結婚の成立
お似合いのふたり
奔流と海綿
パパ、フランツにあてて
定めなき運命
もはや娘ではない
別離
シェーンブルンの世捨て人
パルマとセント・ヘレナ
ヴィヴァ、マリア・ルイージア
善き公爵
一九四〇年一二月一二日
著者等紹介
パーマー,アラン[パーマー,アラン][Palmer,Alan]
1926年英国に生まれる。1944‐47年、英国海軍で兵役に服したあと、1951年オックスフォード大学を卒業。文学修士。歴史家。1951‐69年、伝統ある私立校ハイゲート・スクールで歴史を教えるかたわら、現代史事典の編纂、中部ヨーロッパ史の執筆にあたる。69年以降は、伝記、外交史、軍事史などを執筆
岸本完司[キシモトカンジ]
1951年生まれ。英米文学翻訳家。早稲田大学中退
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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