内容説明
教養の危機、教育の荒廃が叫ばれる今こそ読み直されるべき永井道雄の高等教育論集。
目次
第1部 大学の可能性(大学の可能性;マルティバシィティ建設の体験―クラーク・カーに聞く;「大学公社」案の提唱)
第2部 国連大学の構想(人類への一里塚―文化交流の諸問題;変貌する世界と国連大学;国連大学はどのように建設されたか)
第3部 永井文部行政と高等教育の課題(四頭立ての馬車;高等教育の改革;教育の国際化)
著者等紹介
永井道雄[ナガイミチオ]
1923年東京生まれ。京都帝国大学文学部哲学科卒業。オハイオ州立大学でPh.Dを取得。京都大学助教授、東京工業大学助教授を経て63年に東京工業大学教授。専攻は教育社会学。『日本の大学』(毎日出版文化賞)、『大学の可能性』(吉野作造賞)等で教育問題に鋭い提言を投げかけ、日米民間人会議出席やスタンフォード、メキシコ、香港大学等の交換教授など国際的に活躍。70年朝日新聞社に論説委員として迎えられる。74~76年三木武夫内閣文部大臣に就任、教育改革に尽力。退任後は国際文化会館理事長、朝日新聞客員論説委員、国連大学学長特別顧問等を務めた。2000年死去
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