スカイ・クロラ

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120031588
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦争を知らない大人たちと、戦争を仕事にして生きる子供たちの物語。森博嗣作品が到達した新たな境地!

内容説明

僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

昼夜

69
綺麗な表紙を開けてすぐ目に飛び込んでくる文章が胸にくる。中学、高校の頃に読んでたらかなりハマったんだろうな。この何かも諦めてるって精神状態だったから。以前の自分と向き合ってるみたいなのと哲学的な問いがあってなかなか話に入っていけなかったけど続きは気になるので読もうと思います。2011/04/28

PSV

59
現実の3センチ上くらいを浮かんでいる、そんな微妙な浮遊感。戦闘機とか、モリヒー(モリミーへの対抗。たぶん流行らない)の趣味バリバリの作品。物語は、ここから逆再生されるようだが、未だ続編は読んでない。とりあえず、無菌室のようなサナトリウムのような、静謐だけど切なくて、とらえどころのない人物像は好み。にしても、モリヒー(まだ言います)の文章は読みづらそうでいてスッと頭に沁み込んでくる。  ★★★☆☆  僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。2012/05/27

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

51
図書館より**ミリタリ**戦闘機乗りの僕の日常は、ハンバーガを食べ、ボウリングもする。でも、その右手がときどき、人を殺す、人を撃つ。その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう(紹介文、他より)――彼らにとって、空を飛ぶ・・・ということは、他人の干渉から自由になる事なのだろう。しかし、最後の一つだけ得られない自由(ネタバレの為秘す)を求めた。だから殺されることを欲する。これは社会に生きる私達への警告だ!一度飛び始めた者は目的・生き甲斐を失うと飛び続けられなくなる。それを失うと彼らが無駄になってしまう!2012/11/14

エンリケ

46
戦闘機のパイロットの日常を描く物語。国籍や時代背景等の情報は殆ど無く、主人公の正体も不明。どうやらパイロット達は突然変異種の様で、戦争法人の社員として殺し合いに勤しむ。繰り返される日常は虚無的で無機質。これはまるで悪夢だ。殺伐としても良さそうな成行だが、何故か静謐な雰囲気で、こちらが夢を見ている様な気分になる。戦闘は代理戦争らしく、一般人達は偽りの平和に浸っている様子。ただパイロット達も人間。自らの存在理由の疑問から精神は崩壊して行く。その過程と最後の悲劇的な幕引きは必然。そこに不思議な美しさを感じた。2015/10/29

えむ

34
時系列順5冊目。この巻の主人公はカンナミ。「ナバテア」「ダウンツヘブン」が草薙、「フリッタリンツライフ」が栗田、「クレィドゥザスカイ」はやはり謎です。時系列順で読んだ私にとって、草薙水素が「スカイクロラ」でも主役であって欲しかった。前4冊と比較するとこの巻が一番ツマラナイと感じました。26772013/08/07

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