出版社内容情報
非軍事化・民主化の名目の下、日本政治を一変するためにＧＨＱが画策した「アメリカの、アメリカによる、アメリカのための」パージ政策。対日占領政策の本質に迫り、実像を徹底解析。
内容説明
日本の非軍事化・民主化という美名の下、「アメリカの、アメリカによる、アメリカのための」政策―タブー視された「パージ政策」を解明する。
目次
パージ政策の理非
１部 自由党（鳩山一郎パージ；河野一郎・三木武吉パージ）
２部 民主党（楢橋渡パージ；保利茂パージ）
３部 社会党（平野力三パージ；松本治一郎パージ）
４部 女性・組織（市川房枝パージ；武徳会パージ）
パージ解除の影響―政治的リアクション
著者等紹介
増田弘［マスダヒロシ］
１９４７（昭和２２）年神奈川県生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。同大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。現在、東洋英和女学院大学教授。著書に『石橋湛山研究』（東洋経済新報社、１９９０年・石橋湛山賞）、『石橋湛山』（中公新書、１９９５年）、『公職追放』（東京大学出版会、１９９６年・吉田茂賞）、『公職追放論』（岩波書店、１９９８年）、共編著に『アジアのなかの日本と中国』（山川出版社、１９９５年）、『日本外交史ハンドブック』（有信堂高文社、１９９５年）、訳書に『ジョンソン米大使の日本回想（草思社、１９８９年）、『ＧＨＱ日本占領史６ 公職追放』（日本図書センター、１９９６年）などがある
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