援助する国される国―アフリカが成長するために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120031045
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C0033

内容説明

日本のアフリカ援助に独自の開発論を!日本の開発援助額は膨大だ。にもかかわらず、目に見えるような効果が現れない。何故なのか?どうすれば良いのか。

目次

第1章 私の開発途上国遍歴
第2章 アフリカ人を知るためには
第3章 アフリカの現状
第4章 植民地体制の後遺症
第5章 植民地体制清算の課題
第6章 独立後のアフリカ諸国の推移
第7章 アフリカ発展のための経済学
第8章 援助専門家の偏向と見落とし
第9章 アフリカにおける課題の捉え方
第10章 発展の鍵―「良い政治」
第11章 日本の援助を考える

著者等紹介

服部正也[ハットリマサヤ]
元ルワンダ中央銀行総裁。元世界銀行副総裁
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

氷菓子

3
援助する国は自国で余剰になったものを押し付けるような都合のいい援助をするべきではない。援助される国の国民が本当に欲しいものを援助するべきである。援助される国の政府が望むものが必ずしも国民のためになるとは限らないので注意。国民のためになる事とは、彼らが昨日より明日、彼らより彼らの子供が幸せになれるような援助である。過剰な物資を送るのは彼らの尊厳を奪い、自助の努力をする気力も奪う。援助する側は自分達の方が有能だと思い込んで指導しようとするが、途上国の非効率に思われる事柄が実は優れたシステムの場合もある。2021/07/07

shirohino

3
ルワンダ中央銀行総裁日記がとても面白かったのでこちらも。先進国と途上国(本文的にいえば途上とも言えない)の国民性は全く異なることを先進国の人は理解してもらいたい。といった著者自身の失敗談より導きだした反省が書き連ねてあります。将来、どこか途上国に住みたいとかいう人は薦めたい本だと思います。2009/10/31

MAT-TUN

2
豊富な実務経験に裏付けられた筆者の慧眼が光る好著。マスコミが報道する貧困・戦乱・飢餓、というアフリカの困難をいかに解決するとよいか、どのような経済政策が有効か、考え方がよくわかる。また現地人との対話が不十分なまま現地の実態にそぐわない施策は有害ですらあることが実例を通して理解できた(IMFや世界銀行、国連機関などの誤った施策もたくさん紹介されている)。2011/12/10

mrk555

0
ルワンダやアフリカと、支援する国とされる国の問題点や課題なども書いてある本。自分のりえきになることは人類全体にとっても利益になると考えるのは自然ではあるが、それが正しくないことが多い。生存意欲と発展意欲は自立自尊の精神と合理性がある同じ実現できる。途上国の農民の在り方には合理的なものが多い。外国語を話すときは、必然的にその外国こ考えから出てくるものであることを考慮しないといけない。2024/06/28

hakofugu

0
★★★☆☆2021/04/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/483689
  • ご注意事項

最近チェックした商品