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出版社内容情報
明治から平成に至るまでの激動の時代、昭和天皇を支え、国民と苦難を共にした97年にわたるご生涯を、外交文書など膨大な資料を駆使して描いた、ご逝去後初の本格的ノンフィクション
内容説明
外交文書など膨大な資料を駆使して描く、ご逝去後初の本格的ノンフィクション。久邇宮家に生まれ、皇后として、母として激動の時代を国民とともに生きた97年のご生涯。
目次
皇后という運命
聡明な宮家の長女
貞明皇后のお妃選び
三人の皇太子妃候補
皇太子妃への道のり
宮中某重大事件
渦中の婚約者たち
ご成婚の延期
ご婚儀
朝融王の結婚〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブルー
1
当たり前だけど、香淳皇后がメインである為ドロドロの嫁姑問題についてはされた側として描かれている。(逆に美智子様の本だと姑に受けたいじめは、詳しく描かれている)自分が主人公だからというのもあるけど、善として描かれるのかなと皇室の本を読みだして思ったことです。生まれから現在までの皇后様の経緯を詳しく書かれていて、どんな人生を過ごされたか分かってきます。花嫁修業6年の長さ、義母との葛藤、のんびりと防空壕、子供を手元で育てられない辛さ・・自分の気持ちを殺してずっと生きて生活していた皇后様の辛さがよく分かりました2015/09/21
みなず
0
NHKの朝ドラか大河のような生涯。子どもの頃、日曜日の朝に何気なく観ていた「皇室アルバム」での笑顔を思い出したが、そういえば、お声を拝聴したことはなかった。開かれた皇室も必要だけど、伝統を貫き守り続けていくことも重要だ。平成は、良くも悪くも新生ニッポンだな。2013/09/25
そーだ
0
香淳皇后が崩御した当時、まだ小学生だった自分は、そのような方がいらっしゃったことも知らなかった。美智子皇后に辛く当たったという印象が強くて毛嫌いしていたが、その生涯を知って少し同情的な気分になった。『香淳皇后と激動の昭和』と改題し、中公文庫(2006年)に収録。2012/05/17