内容説明
５歳で御学友に選ばれ、学習院初等科を卒業するまでの７年間、昭和天皇とともに学んだ渡辺昭元貴族院議員、９８歳の現役人生。大山巌、乃木希典から受けた教育、戦前の華やかな華族生活、昭和天皇の数々の思い出、さらに白寿を迎えた現在、日々に思うことなどを自在に語る。
目次
第１章 祖父渡辺千秋のこと
第２章 母渡辺留子のこと
第３章 「お相手」に選ばれる
第４章 大正デモクラシーとともに
第５章 十七歳で伯爵になる
第６章 青春の日々
第７章 世界一周新婚旅行
第８章 貴族院議員となる
第９章 渡辺家の戦後
第１０章 自然に生きる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬養三千代
8
読み応えのある一冊。昭和天皇の身辺もそうだが、昭和史もよく分かる。五歳でお側に上がってからの人生も興味深い。華族の生活の西欧化された食事風景など「階級」を感じさせる。文章の運びも良かった。爽やかな読書でした。2023/09/09
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