内容説明
異文化を愛し、異文化に学び、異文化に己を捧げる21人の肖像。浮世絵、杜氏、能、邦楽、武道―後継者不足に悩む伝統工芸・芸能を修得した外国人たちを豊富なカラー写真とともに紹介。
目次
第1章 日本をつくる(インターネットで結ぶ百人一首―浮世絵版画師デービッド・ブル(カナダ人、1951年生まれ)
美しいものだけを、愛するものだけを…―版画家クリフトン・カーフ(アメリカ人、1927年生まれ)
後継者はアメリカ人―鋳物師ジョセフ・ジャスティス(アメリカ人、1947年生まれ)、鋳物師チャールズ・メルトン(アメリカ人、1964年生まれ) ほか)
第2章 日本をまもる(石垣島のトム・ソーヤー―陶芸家ポール・ロリマー(ニュージーランド人、1954年生まれ)
消えゆく日本の守り手―美濃傘づくりステファン・クーラー(ドイツ人、1959年生まれ)
共存のためのバランス感覚―造園建築家マーク・ピーター・キーン(アメリカ人、1958年生まれ) ほか)
第3章 日本をあらわす(逆輸入される能―金剛流能楽師範リベッカ・ティール(アメリカ人、1949年生まれ)、能楽師(喜多流)リチャード・エマート(アメリカ人、1950年生まれ)
年月を重ねることの重み―琵琶奏者シルヴァン・ギニャール(スイス人、1951年生まれ)
サムライ精神を受け継ぐ者―戸田派武甲流薙刀術マイク・スカース(アメリカ人、1947年生まれ)、戸田派武甲流薙刀術ダイアン・スカース(アメリカ人、1960年生まれ)、神道夢想流杖術ツルコ・チェザーレ(イタリア人、1951年生まれ) ほか)