感想・レビュー
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PapaShinya
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ヴァイオリン独奏曲の最高峰はと聞かれれば、シャコンヌと答える。パルティータ第2番のシャコンヌだ。冒頭のアルペジオ風のシャコンヌ和音(と自分が勝手に呼んでいる)で、大抵の人はやられてしまう。が、まるで十字架を背負わされて丘を登っていくように曲が進行するにつれ戦慄を覚える。そして第Ⅱ部で小春日和のように出てくる明るい旋律に逆に涙腺崩壊。で、またシャコンヌ和音が出てきて、重い余韻とともに曲が終わる。言葉も出ない。ブゾーニのピアノ編曲も有名だが、これにはヴァイオリンという楽器に対するリスペクトがない。そこが不満。2024/03/29