出版社内容情報
経営難の恐竜園「江の島ディノランド」に新人飼育員として入社した、須磨すずめ。「剣竜・堅頭竜」担当・五十嵐のもとでの研修を終えた矢先、「ヴェロキラプトル脱走」の情報が――!! 海堂とともに鎌倉へ向かうすずめ。無事捕獲なるか!? ステゴサウルス・ピナコサウルス・モササウルスも登場♪
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
6
経営難の恐竜園『江の島ディノランド』に新人飼育員として入社した、須磨すずめ奮闘記の第4巻です。想像で様々な恐竜の飼育や活動が描かれているのですが、しっかりとした監修がされてるせいか、まるで現代にもいるかのような錯覚を感じて興味深く…面白いのです。毎度の如く絵も丁寧で読みやすく、経営に関するエピソードは現実的で身につまされて。おまけに、飼育員たちの恐竜に対する情熱にも胸が熱くなり、情熱故にぶつかる様子はホッコリします。そして、表紙の脱走したヴェロキラプトル、ステゴサウルスやピナコサウルス、モササウルスも→2023/04/29
きまたよ
6
恐竜が再生され、日本各地に小さなジュラシックパーク~恐竜動物園がある世界。普通の動物園と同じく経営はなかなかに難しいようだ。同じく個人で飼ってた恐竜が逃げたら捕まえなくちゃならない。大変ですね。ところで、折り込みの新聞「太古の風」にピナコサウルスの子供の受け入れ先に「ダイノパーク長久手」があると記載されています。行きたいなぁ。どこだろう。なんとなく、今ジブリパークのあるモリコロパークなんじゃないかと邪推。2023/04/15
てつ
4
よっみやすっ。さくさく読めちゃう。恐竜の話、人間の話。ちょうどいい分量の組み合わせ2024/05/23
gachin
4
グロビデンスが当たり前のように帝王切開されてるのが良かった。このマンガは恐竜そのものもリアルだけど、真に”リアル”なのは大人と古生物がお互い精一杯のインタラクションを通じて相互浸透してる様だと思う。矢口高雄が描くような前近代的な地域ではなく現代の市街地の話なので、ARっぽくもある。/ ラプトルの3,4指の爪だけ先端が削れていたり、プロトケラの頭蓋の大きさが描かれてたり、本当に恐竜がよく描かれてる。そしていつものことながら、恐竜の動物然とした中動態が素晴らしい/ 藤原さんの字が汚くて笑ってしまう(笑)2023/05/05
たけのこ
1
面白いねぇ。「恐竜」の飼育員ものとして限りないリアリティを追求している作品。恐竜の生態を理解し、実際にいたらどういうことが起こりえるか。そんな一挙一動が描かれます。今巻に登場するラプトルといえば某映画に出てくる悪名高きあいつでしょうけどカワイイです。2023/04/30