出版社内容情報
怪獣は現れたが、ヒーローはいない。人類は己の力のみで平和を勝ち取る事ができるか――!? 怪獣の東京出現を受けて、都、警視庁、そして自衛隊特殊災害対策室『TaPs』は駆除作戦に動き出す。しかし、怪獣はなかなか姿を現さず……。“いる”はずなのに見えない脅威に――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
65
緊急事態宣言の発令とそれに伴う市民の不満など、コロナ禍の現状と重なる描写もあり、より現実感が増して来たように感じる。「シン・ゴジラ」を彷彿とさせる展開は、怪獣災害を想定するならやはりならざるを得ない展開なのか。故にどう転んでゆくのか先が楽しみです。2021/09/18
アキ
10
敵か味方か未だ判別不能な米軍という不穏な存在。縦割り行政の弊害を打破することが鍵を握る行政の緊急事態下での対応力とその実力。捕食者としての巨大生物の謎の多い生態。不確定要素がまだまだ多くて緊張を孕むものの、5巻になってもまだまだ序章という雰囲気…。2021/12/18
かなっち
6
リアリティある絵にイヤでも臨場感が感じられ、目に見えない敵の恐怖に否が応でも緊張が高まります。まだまだ未知なる生き物で、謎が全く解明されていないのもあるのですが。そして、やはり神田川に潜伏していた怪獣に、警察官の乗った『らいちょう』が転覆されました。絶体絶命の中、ここで怪獣を仕留めて上陸を防げるのか…手に汗握りながらもページを捲る手が止まりませんね。それはさておき…怪獣に対する緊急事態宣言が、少し前のコロナ化でのそれと類似していて興味深かったです。2022/09/18
niz001
6
コロナか怪獣かの違いで、リアルで見つつある状況。2021/09/22
もだんたいむす
5
日常へと忍び寄る怪獣。ドキドキする。2022/02/25