出版社内容情報
遥か未来の地球で、唯一の人間の子ども・ラッカセイと育ての親・ロジカは、今日も仲良く暮らしている。彼らの周りにいるのは、すこしふしぎな“ひとびと”。好奇心旺盛で、大昔に滅んだ“人類”を研究する若者・アイザックやいじめられっ子の魔法使いの少年・アベル、そして“巨人”を倒す仕事をしているしーさん……。人類滅亡後の地球で生きる“ひとびと”のすこしふしぎな日常(ものがたり)、第2巻。
紀ノ目[キノメ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ささやか@ケチャップマン
7
優しさも残酷さも何もかもふわってくるめて世界にまとめてしまう作者の技量は卓越しており、間違いなく2巻も傑作の部類。最初の落花生に擬似生命が宿った話とか、最後に僕を食べて、わかった、で、なんかいい話だなー風に終わるが、冷静に考えれば断然狂気だからな、みたいなところがすごい。新潮社は漫画に弱いところがあって、本作もマイナーなのだがこれは絶対に売れて広まるべきだと思ってる。Web連載なので最初の方とかは読めるし、基本一話完結なので気になるなら確認して損なし。2019/01/13
十二月の雀
6
ほのぼのとした救いの無さ、クセになる。魚を探す話はムーミンにもあったよね。スナフキン、じゃなくてしーさんはサン・テグジュペリを知っているのか…。人類滅亡しても星の王子さまは不滅だった。次巻は世界の謎に迫るのかな。2019/01/16
碧海いお
5
SFの世界なので、現実ではありえない日常が続く。 しーさんの影が濃い。2023/03/04
祐樹一依
4
【◎】1巻はエスエフ日常系だったが、こっちが本領だったのか、というくらいにブラックなものを次々ぶちこんでくるので、読者が勝手に「こんなはずでは」とおののいてしまう。オススメです。2023/07/22
TSUBASA@漫画登録用
2
アベルの話がベタだけど好き。だけどお兄さんを・・・ってところも無慈悲さがあって良い。シリアスな過去は色々あるけど、みんな今日を楽しんで生きている感じが素敵。2019/11/13