出版社内容情報
此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“そいつは、裁かれなきゃいけないだろ”民意の代弁者として、法廷に立つ覚悟はありますか? 魂抉る死者との対話、真偽の第11巻。
あずみきし[アズミキシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
141
傍聴行ってみようかなと思うけど、あんまり感情のいざこざ聞いてたら気が滅入りそう。心中した後、もう1人の人が来なかったら逆に怖いな。2020/02/10
フキノトウ
16
シ村さんが嫌みっぽいけれど優しいのかなと思っていましたが、電動車椅子の男性にかけた言葉で分からなくなった。恩師の死の理由が知りたいという気持ちを、諦めさせようとしただけなのかな?2020/07/06
みやび@夜649
12
「裁きの先に」裁判傍聴を経験することによって、ゲーム感覚のひったくりをやめた男。しかし結局その時のツケは回ってくるのか。改心されていただけに悔やまれる。残された妻子がどうなったのか気になるなぁ。2020/09/09
しろくま
12
どの話も後味が…。傍聴マニアの方の話。正義と犯罪は紙一重ですね。女子中学生の心中、先生の自殺が自分のせいだと思う男性の話など、なんだかな~。死んでしまったら、もうどうすることもできませんね。当たり前だけど。2020/01/07
マサキ@灯れ松明の火
10
「裁きの先に」、坂東さん…いくらなんでも、自ら犯罪者になってはいけません。確かに裁判員のオジサンは…イラッとしますけど、手を汚す価値はありません。「自責」、猪俣さん…先生も人間なんです。「ハロー宇宙人」、詩ちゃん…死んだら、宇宙人には会えないよ?2019/05/02