出版社内容情報
日本史上、最も際立つ存在でありながら、内面の思考や性格がほとんど見えない明治天皇。碩学が、誰も書かなかったその人物像に迫る。
内容説明
日本史上、最も際立つ存在でありながら、肉声の伝わかってこなかった天皇―。開国、倒幕、近代化と激変する国家にあって明治天皇が果たした役割を、冷静に追究した画期的評伝。
目次
孝明天皇
祐宮誕生
ついに開港へ
タウンゼント・ハリスの要求
結ばれた不平等条約、天皇は譲位を表明
睦仁の学問
皇女和宮
天皇と将軍の「逆転」、公家の血気
蛤御門の変
条約勅許問題と将軍家茂の死〔ほか〕