出版社内容情報
読める、わかる――21世紀の小林秀雄。
昭和17年40歳、初めて向きあう日本の古典美。「美しい『花』がある、『花』の美しさというようなものはない……」。「無常という事」「徒然草」「西行」「実朝」、他に哲学者三木清との対談「実験的精神」等28篇。
目次
昭和十六年(一九四一)(匹夫不可奪志;沼田多稼蔵「日露陸戦新史」;川端康成 ほか)
昭和十七年(一九四二)(三つの放送;戦争と平和;当麻 ほか)
昭和十八年(一九四三)(実朝;ゼークトの「一軍人の思想」について;文学者の提携について ほか)
昭和二十年(一九四五)(梅原龍三郎)