P+D BOOKS<br> 四十八歳の抵抗

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四十八歳の抵抗

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  • サイズ B6判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093523639
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



石川 達三[イシカワ タツゾウ]
著・文・その他

内容説明

1955‐56年にかけて読売新聞に連載され、大反響の下、流行語にもなった「四十八歳の抵抗」。55歳が停年の時代に、真面目一筋に勤めてきた48歳の保険会社次長、西村耕太郎は恵まれた家庭を持ち、傍目には幸せそうな日々を送っているが、実のところはなにやら満たされない。その心中を見透かしたように社内の島田からヌード撮影会に誘われる。そして一度も恋愛をしてないという焦燥から、耕太郎はバーの娘で19歳のユカリを口説いて熱海の旅館に出かけるのだが―。社会的な地位があり体裁を繕って生きてはいるが、まだ燃え上がる激情も抱えた“ミドルエイジ・クライシス”を描いた普遍的な「男性研究の書」である。

著者等紹介

石川達三[イシカワタツゾウ]
1905年(明治38年)7月2日‐1985年(昭和60年)1月31日。享年79。秋田県出身。1935年に『蒼氓』で第1回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パチーノ

3
今とは時代背景や年齢に対する考え方や会社員の定年も違うためやや比較し難いところはあるが中老人と表現される48歳の男の所謂多くの一般の男性が迎えるであろう受け止められない現実と終局に向かっていく人生とまだまだやれるんだという虚しい火遊びが描かれていてなかなかにリアルで面白かった。妻や娘との関係、会社である一定の役職に就いてはいるが年齢的にそれ以上の昇格は望めない男。ゲエテの『ファウスト』に出会ってから彼の身に起こる不思議な体験とは。あれだけ蔑ろにしたとてやはり長年連れ添った妻には頭が下がらないのである。2024/01/30

もはや

2
二十代の読書好きに「同年代のお話なので共感出来ると思います!」とおすすめされた。 1955年~56年読売新聞に連載とのこと。 1955年に48歳って明治生まれの人やん。 1955年て私の父親ですら成人してない時代よ。 50歳が定年の時代。 主人公のように真面目に生きてないし、 安定した大企業にも勤めたことが事が無いし、 共感出来るところはなし。 うちの若い衆には主人公のような朴念仁に見えているのか? ただ、 ミドルエイジクライシスってのはいつの時代も変わらないという事と、 当時の雰囲気には浸れた。2021/11/22

なん

1
四十八歳の抵抗とは、"ホルモンが残っている内に燃やし尽くしてもうひと花咲かせたい"という、凡人誰もが内に秘めた炎なのか。定年が視野に入ってくる今日まで、踏み外す事なく歩んできた中年サラリーマン氏が、一世一代のおイタに挑むがすんでの処で未遂に終わる。主人公は胸を撫で下ろしていたが、読んでるこちらも同じくらい安堵した。そのくらい"身につまされる"感がある。いくらジェンダーがどうしたって言っても、50年やそこいらでは人間の本質は変わらない。時代小説として読めば、昭和30年という時代の気分を感じることができる。2022/01/14

あぶ

0
自分の娘と同じくらいの人と付き合おうとする。娘の彼氏を、未成年ということを前提に説教する。しかし、娘の彼氏の方がしっかりしているように思う。自分のもっている長年の考えよりも、若い人の方がしっかりしていることが今の時代でもある。世の中も更新されているということか。2023/02/23

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