目次
文学界の混乱
嘉村君のこと
アンドレ・ジイドのドストエフスキイ論
「罪と罰」について
アランの事
新年号創作読後感
ジイド著・今日出海訳「イザベル」
文芸時評
夭折の意味
レオ・シェストフの「悲劇の哲学」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
13
登録を放置していた全集、ようやく入力を始めました・・・。文學界の仕事が多数。「短歌について」・・・率直な感想がいい。2019/11/22
v&b
1
「罪と罰についてⅠ」と、表題作(というのだろうか?)目当てで読んだ。あとは中原中也についてなど、短い文章を中心に、気の赴くまま拾い読んだ。やはり「私小説論」は相当の仕事。ときどき、この書き手の文章はえばっていて辟易するが、「私小説論」は非常に謙虚な、小林の優れた部分が表れているように思ふ。「罪と罰について」は、ちと大仰なところがあるかな。秋山駿『神経と夢想』を読んだあとでは。しかし、概ね面白かった。2010/10/03