内容説明
本巻は、昭和三十七年一月から三十八年十二月までに発表された長編小説三篇、および「午後の曳航」の創作ノート(抄)をおさめたものである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
原です。
3
★★★★肉体の学校を読むために、この全集を読了。愛の疾走、午後の曳航、肉体の学校、の3つが入っていて、中でも、愛の疾走が読みやすかった。昭和30年代にかかれた小説でも、男女の関係は今にも通じるところもあり、思ったより古さを感じさせない内容でした。2019/11/15
MatsumotoShuji
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010830
MT
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鏡子の家、まさに三島ってイメージの筋肉バカな内容。鏡子がマドンナ的に描かれているけど、終盤に出てくる山川婦人のほうが素敵。 「顔の皮膚は衰えているが、肩には三十路女の様に脂肪が乗り白髪を悪びれずみせている」2013/08/22