出版社内容情報
挑発的な物言い、過剰なエビデンス主義、旧来の規範の軽視――とかく相手を「論破」することを是とし、かつ煽る「ひろゆき氏的な思想」が若者たちを魅了している。しかし、その行き着く先にあるのは、SNSでの誹謗中傷、過激YouTuberに外食テロ、FIREブームなど、現代特有の社会問題の数々である。ニーチェや三島由紀夫ら先人の思想をもとに、この危うい思考スタイルを乗り越える道を示す。
内容説明
挑発的な物言い、過剰なエビデンス主義、旧来の規範の軽視―とかく相手を「論破」することを是とし、かつ煽る「ひろゆき氏的な思想」が若者たちを魅了している。しかし、その行き着く先にあるのは、SNSでの誹謗中傷、過激YouTuberに外食テロ、FIREブームなど、現代特有の社会問題の数々である。ニーチェや三島由紀夫ら先人の思想をもとに、この危うい思考スタイルを乗り越える道を示す。
目次
序章 Z世代と年賀状
第1章 ひろゆき氏的な思想とはなにか(整形を厭わない女子高生;存在の耐えられない軽さ ほか)
第2章 規範が消えた世界で起こること(ポスト規範としての「空気」;DMで告白するZ世代 ほか)
第3章 感想を復権する(そのデータ、本当に読み解けますか;お気持ち論理学の危険性 ほか)
終章 空白の蓄積というレガシー(三島由紀夫への異論;『文化防衛論』の明らかな濁り ほか)
著者等紹介
物江潤[モノエジュン]
1985(昭和60)年、福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒。東北電力、松下政経塾を経て、現在は福島市で塾を経営する傍ら社会批評を中心に執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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