内容説明
長らく外交文化の「受容」一辺倒の国といわれた日本。特にアメリカの影響は思想的・政治的・文化的にも格段に大きかった。しかしいま「日本発」の文化や技術は積極的に海外に受容され、まずはアメリカを経て「世界発信」されるのが当たり前とされる一方、アメリカにおける日本的なるものの「受容」も驚くほどの広がりだという。それははたして本当なのか。本書では「外来的」なるものの歴史的変容をたどり、「日本的」なるものの構築の現状を探る。
目次
日本のプリズムを通した“アメリカ”
第1部 思想としてのアメリカ
第2部 アメリカ受容の軌跡
第3部 表象と変容のアメリカ
第4部 多国間関係時代の日本と世界
文化変容の変容
座談会 「アメリカ研究の越境」とは何か
著者等紹介
荒このみ[アラコノミ]
1946年埼玉県生まれ。1976年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。東京外国語大学外国語学部教授
生井英考[イクイエイコウ]
1954年福岡県生まれ。1984年米ニューヨーク国際写真センター視覚芸術史学科修了(MFA、芸術修士)。共立女子大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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