出版社内容情報
二〇二二年二月、ロシアは空と陸から一斉にウクライナへの侵攻を開始した。双方の軍事力を比べれば短期で決着という予想に反し、ウクライナが猛反攻。泥濘の中、狙い撃ちされる戦車の列、首都にとどまる大統領と前線の高い士気――ミサイルにドローン、圧倒的な火力で迫るロシア軍に対し、欧米の軍事支援を受けるウクライナ軍との攻防は一進一退。長期化の様相を見せるなか、現代史研究の第一人者が鋭く読み解く。
内容説明
二〇二二年二月、ロシアは空と陸から一斉にウクライナへの侵攻を開始した。双方の軍事力を比べれば短期で決着という予想に反し、ウクライナが猛反撃。泥濘の中、狙い撃ちされる戦車の列、首都にとどまる大統領と国民の高い士気―ミサイルにドローン、圧倒的な火力で迫るロシア軍に対し、欧米の軍事支援を受けるウクライナ軍との攻防は一進一退。長期化の様相を見せるなか、現代史研究の第一人者が鋭く読み解く。
目次
第1章 「プーチンの戦争」が始まった(挫折した空挺進攻;「私は首都にふみとどまる」;泥将軍と渋滞の車列;首都正面から退散したロシア軍)
第2章 前史―九世紀から二一世紀まで(冷戦終結とソ連解体のサプライズ;クリミア併合の早業;ドンバス戦争の八年;プーチン対バイデン;ロシア軍の組織と敗因;BTGとハイブリッド戦略)
第3章 東部・南部ウクライナの争奪(ドンバスへの転進;ドネツ川岸の戦い;南部戦線の攻防;ウ軍反転攻勢の勝利;ロシアの四州併合と追加動員;ヘルソン撤退と「戦略爆撃」)
第4章 ウクライナ戦争の諸相(航空戦と空挺;海上戦;「丸見え」の情報戦;兵器と技術(上)―戦車と重砲
兵器と技術(下)―ミサイルと無人機
ウクライナ援助の波
制裁と戦争犯罪と避難民)
第5章 最近の戦局と展望(膠着した塹壕戦の春;今後の戦局とシナリオ;平和への道程は)
著者等紹介
秦郁彦[ハタイクヒコ]
1932(昭和7)年山口県生まれ。現代史家。第二次大戦を中心とする日本軍事史が専門。東京大学法学部卒。防衛大学校、プリンストン大学、拓殖大学、千葉大学、日本大学などで教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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