新潮新書<br> ウクライナ戦争の軍事分析

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ウクライナ戦争の軍事分析

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106110009
  • NDC分類 392.38
  • Cコード C0231

出版社内容情報

二〇二二年二月、ロシアは空と陸から一斉にウクライナへの侵攻を開始した。双方の軍事力を比べれば短期で決着という予想に反し、ウクライナが猛反攻。泥濘の中、狙い撃ちされる戦車の列、首都にとどまる大統領と前線の高い士気――ミサイルにドローン、圧倒的な火力で迫るロシア軍に対し、欧米の軍事支援を受けるウクライナ軍との攻防は一進一退。長期化の様相を見せるなか、現代史研究の第一人者が鋭く読み解く。

内容説明

二〇二二年二月、ロシアは空と陸から一斉にウクライナへの侵攻を開始した。双方の軍事力を比べれば短期で決着という予想に反し、ウクライナが猛反撃。泥濘の中、狙い撃ちされる戦車の列、首都にとどまる大統領と国民の高い士気―ミサイルにドローン、圧倒的な火力で迫るロシア軍に対し、欧米の軍事支援を受けるウクライナ軍との攻防は一進一退。長期化の様相を見せるなか、現代史研究の第一人者が鋭く読み解く。

目次

第1章 「プーチンの戦争」が始まった(挫折した空挺進攻;「私は首都にふみとどまる」;泥将軍と渋滞の車列;首都正面から退散したロシア軍)
第2章 前史―九世紀から二一世紀まで(冷戦終結とソ連解体のサプライズ;クリミア併合の早業;ドンバス戦争の八年;プーチン対バイデン;ロシア軍の組織と敗因;BTGとハイブリッド戦略)
第3章 東部・南部ウクライナの争奪(ドンバスへの転進;ドネツ川岸の戦い;南部戦線の攻防;ウ軍反転攻勢の勝利;ロシアの四州併合と追加動員;ヘルソン撤退と「戦略爆撃」)
第4章 ウクライナ戦争の諸相(航空戦と空挺;海上戦;「丸見え」の情報戦;兵器と技術(上)―戦車と重砲
兵器と技術(下)―ミサイルと無人機
ウクライナ援助の波
制裁と戦争犯罪と避難民)
第5章 最近の戦局と展望(膠着した塹壕戦の春;今後の戦局とシナリオ;平和への道程は)

著者等紹介

秦郁彦[ハタイクヒコ]
1932(昭和7)年山口県生まれ。現代史家。第二次大戦を中心とする日本軍事史が専門。東京大学法学部卒。防衛大学校、プリンストン大学、拓殖大学、千葉大学、日本大学などで教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

71
日中戦争やそれに続くアジア太平洋地域での戦争に関して、実証を重視する研究で知られる泰斗が、現在進行中の戦争を軍事的に分析しようとしたもの。データを各所から集め、その「上乗せ分」を勘案しながら戦況を考察する姿は著者らしい。だが、取り立てて新しい見立てが出るわけでもなく、結論はよく言えば妥当、悪く言えば凡庸に感じた。また、ウクライナとロシア(当然ソ連時代も含む)の歴史も紹介しているが、こちらは明らかに付け焼き刃。クリミアやウクライナ東部にロシア語話者が多い理由も、ウクライナ東西での宗教色の違いも言及なし。2023/07/20

kk

18
図書館本。高名な軍事史家によるウクライナ戦争の分析。その背景、経過、特徴等を説明しつつ、現下の状況に至った要因や今後のあり得べき展開について著者ご自身の考えを開陳。分析の視点などは比較的スタンダードなもの。天候・気象ファクターへの着目などに感心しました。他方、地図は巻頭見開きの一枚しか付されておらず、そこんところはちょっと。また、文章的な面で、ところどころロシアの話なのかウクライナの話なのか紛らわしく感じることも。著者がご高齢なこともあり、編集の方がもうちょっとだけ頑張っても良かつたかも。2023/12/08

CTC

13
6月の新潮新書新刊。著者はウクライナ戦争1年の節目より、その軌跡を軍事作戦として検分しようと本稿を執筆し始め、途中から戦局と同時進行、戦線膠着をもって本年4月迄に脱稿している。今日的価値観の国際社会では到底理解されないこの戦争に、ロシアはどのような成算をもって臨んだのか?しかしクリミアをたったひと月で、しかもほぼ無血で手に入れたプーチンは、同様の手口で行けると思ったろう。何より14年当時ウ軍の地上部隊は日本の1.6倍の国土に4.1万人(即応できるのは6千)のみだったと聞けば、露の油断も判ろうというもの。2023/09/04

筑紫の國造

11
近現代史研究の泰斗による、ウクライナ戦争に関する著書。まず、日本の近現代史(軍事史)を専門とする著者が、90歳になってなお新しいテーマに挑んだことに敬意を表したい。衰えぬ著者の知的好奇心には敬服させられる。内容は読みやすくまとまっており、出版時点でのウクライナ戦争を概観するにはいいのではないだろうか。兵器や戦術に関する知見はさすがといわざるを得ない。ただし、やはり著者の専門とズレることもあり、踏み込みが足りない感は否めない。やむを得ないことではあるが、秦氏の他著を知っているとやや物足りない。2024/06/19

大森黃馨

11
失礼ながら驚かされる秦郁彦先生今だ御存命だったとはしかも気持ちがお若い折角だからウクライナ戦争終結後にそれを総括したものもお書きになっていただけないだろうか2023/07/18

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