出版社内容情報
「NHK特集 シルクロード」取材班元団長が追い続ける、今なお眠る、秘められた謎の数々。
内容説明
シルクロード―それはなぜ、日本人にとって懐かしさを感じさせるのか。あの「NHK特集 シルクロード」取材班団長として、ブームの立役者の一人となった著者が、タクラマカン砂漠の謎や、楼蘭の美女と呼ばれる美しいミイラの秘密、さまよえる湖として有名なロプ・ノールの真実の姿、楼蘭の消えた財宝の行方、そして敦煌はなぜ捨てられたのかなど、今なお多くの謎が眠るシルクロード、西域三十六か国を案内する。
目次
遥かなるシルクロード
「楼蘭の美女」は、どこから来たのか
「さまよえる湖」が、もうさまよわない理由
「タクラマカン」は謎の巨大王国なのか?
絹と玉の都、ホータン王国の幻の城
建国の夢が滅びの始まり―ソグド人の悲劇
奪われた王女―亀茲王、烏孫王女を帰さずに妻とする
玉を運んで四千キロ―謎の民族・月氏の正体
楼蘭・〓善王国の消えた財宝―天下一の大金持ち王の末路
仮面をつけた巨人のミイラの謎
幻の王族画家が描いた「西域のモナ・リザ」
シルクロードはなぜ閉じられたのか―捨てられた敦煌
著者等紹介
中村清次[ナカムラセイジ]
1939(昭和14)年、東京生まれ。1962年、東京大学文学部西洋史学科卒業。NHK入局後、編成、番組制作を経て、1979~81年の「NHK特集 シルクロード」取材班団長を務める。現在もNHK文化センターにてシルクロード講座の講師を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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