出版社内容情報
どんな職場にもムダがある。だからこそ、改善できる――世界で闘う強さの秘訣、教えます!
内容説明
どんな職場にもムダがある。だから改善できる―世界のトヨタ、その強さの秘密は、徹底的にムダをなくす「カイゼン」(改善)の積み重ねにある。「ベストを追求するな」「行動しながら考えろ」「精神論はいらない」「必要な会議はそれほど多くはない」「残業を疑え」「トリセツよりも口伝え」「わざと失敗させる」等々、現場で考えることから生まれた、あらゆる職場、学校、家庭で実践可能なカイゼン方法を示す。
目次
第1章 トヨタ生産方式の「カイゼン」とは何か
第2章 横着者ほどカイゼンがうまい
第3章 常識は敵だ
第4章 ためてはいけない
第5章 それでもたまってしまったら
第6章 大事なのは違和感と嫌悪感
第7章 人間相手の仕事をカイゼンする
第8章 会議を減らす
第9章 管理職をカイゼンする
第10章 日常生活だってカイゼンできる
第11章 危機管理のカイゼン
第12章 カイゼンはクリエイティブワークだ!
著者等紹介
野地秩嘉[ノジツネヨシ]
1957(昭和32)年、東京都生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学商学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
236
トヨタ関連の本は、たまに読むようにすると、自分の仕事ぶりを新鮮な目で振り返ることが出来る。今回も良い気付きを得られた。それはつまり、まだまだ自分は無駄が多く、コストをシビアに考えられていないということであり、逆説的に、伸び代や可能性が残されているのだと思えて、自信を与えられているのかもしれない。ジャストインタイムや六割理論等、ひとつひとつの具体例も、抽象化して再編し直せば、ファストファッションや、パン屋や蕎麦屋といった飲食業界まで、無限に適応が効く。そういう、実例だけ集めたものをもっと読んでみたい。2021/01/06
ゲンキ
120
トヨタの「カイゼン」とよく耳にするので、読んで見ました。トヨタ以外にも、ユニクロやZARA、ガーデングループ等の好事例も紹介されている。私(カイゼンを任されている立場)としては、本書に書かれていた「カイゼンは人間性にあふれ、誠実な人間でなくてはならない(155ページ)」という文章に、胸を打たれた。専門性があっても、職位があっても、やはり人間性がなければ相手の胸には通じないと改めて感じさせられました。明日からこの言葉を胸に行動します。2020/08/16
ぴえろ
47
トヨタだけではないが、カイゼンのヒントが多数。コンマ1秒のムダを削る。ベストを追及せす、ベターベターベターの積み重ね。あとがきにあったトヨタにあるボスター「事務系職場における7つのムダ」もムダなものとは認識しつつもカイゼン出来ていないなぁ、と。「おばあちゃんの七面鳥」になっている仕事は多い。2021/07/24
西
21
本を買う時は、本屋さんで中身をパラパラと見て、自分に合うか確かめないとあかんなと再確認。自分には合わなかった、全く。トヨタ自動車のカイゼンについて学びたかったんだけど…。トヨタと全く関係ない話も多かったし…。71のヒント、ってタイトルにあるけど、ホント寄せ集めただけの感じ。短い時間で書き上げた本なんだろうな。いくらなんでも、このレベルで出版して良いの?新潮社さん、って大人気ない事書いてしまうくらい、私には合わなかった2021/01/26
はるわか
12
「ムダをなくして、売れる分だけ作りたい」それがトヨタの考え方。①中間在庫を少なくしジャストインタイムで製品を作る。②不良品を出さないよう自動化、異常の検知をラインのなかで行う。つまり、良品だけを後の工程へ流す。③つねにカイゼンし生産性を向上。④後工程引き取り、後ろの工程が材料を要求してきてから初めて流す。⑤在庫をゼロではなく、少なくしかも一定に保つ。/ジャストインタイムと自動化という二本柱。カイゼンとはアップデートのこと。横着者ほどカイゼンがうまい。面倒くさいことを簡単にする方法。2021/08/08