新潮新書<br> トラックドライバーにも言わせて

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トラックドライバーにも言わせて

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106108549
  • NDC分類 685.6
  • Cコード C0265

出版社内容情報

車体の特性から、悪者にされがちなトラックドライバーの本音と、物流業界が抱える問題の本質を元ドライバーの著者が易しく解説。

内容説明

強引な幅寄せ、ノロノロ運転と急ブレーキ、堂々と路駐…公道上でとかく悪者にされるトラック。そのドライバーも「態度が悪い」と批判されがちだが、内情を知れば、複雑な事情が見えてくる。「彼らは底辺職なのか」「休憩中エンジンを切らない理由」「プロの眠気対策」等々、これまで語られてこなかった本音を元トラックドライバーの女性ライターが徹底解説。読後、街中でトラックを見る目が一変すること必至!

目次

第1章 トラックに乗ると分かること(父親のもくろみ;大学卒業式直前の事件 ほか)
第2章 態度が悪いのには理由がある(トラックの種類と危険;知っていてほしいトラックの死角 ほか)
第3章 トラックドライバーの人権問題(トラックドライバーは底辺職なのか;過失なしでも逮捕される ほか)
第4章 高い運転席だから見えるあれこれ(高級車に乗った凡人がする「あおり運転」;危険運転を誘発するクルマの特性 ほか)
第5章 物流よ、変われ(ドライバー不足の原因;京急事故で見た課題 ほか)

著者等紹介

橋本愛喜[ハシモトアイキ]
フリーライター。元工場経営者、トラックドライバー、日本語教師。ブルーカラーの労働環境、災害対策、文化差異、ジェンダー、差別などに関する社会問題を中心に執筆や講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

135
筆者は元トラックドライバーの女性。金型の仕事を病で倒れた父から引き継ぎ大型トラック免許を取ることになる。彼女が自身の体験を元にトラックドライバーという仕事について語る。日本のトラックドライバーに求められていることは。迅速にかつ安全にかつ早すぎず遅すぎず荷主の要求を満たすこと。だから常に緊張と睡眠不足と戦っているそうだ。大型トラックがなぜゆっくりなのか、車間距離を詰めるのか、エンジンをかけたままハンドルに足を乗せ停車しているのかその辺りの事情も詳しく書かれている。ドライバーにやさしくなろうと思う。図書館本2021/02/16

けんとまん1007

73
物流はこの国の血管・血液であるおいうのは、随分前から耳にしていたし、実際その通りだと思う。しかし、そこで働く人たち、特に、トラックドライバーのことは、驚くほど知らないし、勝手なイメージしかないのが一般的だと思う。いくつもの疑問が、クリアになった。また、それ以上に、犠牲となている部分の何と多いことかということ。規制緩和の一方、違う規制だらけで矛盾が集約されている。最近は、いくらか見直されつつあるようではあるが。利便性の裏にあるもの、自由競争の裏にあるものをきちんと知る必要がある。足るを知る者は富むだ。2020/08/12

kawa

41
トラックの「路上駐車」「エンジンの掛けっぱなし」「ハンドルの足上げ」ちょっとマナーが?の苦情にも理由がある。世界一のサービスを誇る我が国の運送業界の知られざる苦労を詳説。大人のための社会科教科書の趣き。「トラックの死角」等、トラックの特殊な危険性の第2章は、一般ドライバーは勿論、子供たちにもトラック・ドライバーが講師になって自ら語りかけてもらいたい内容だ。著者は親の病気によりやむを得ず実家の金型工場を継ぐことになった元・女性トラック・ドライバー。良書。2023/07/12

ma-bo

41
父親の病で町工場を引き継ぎ、自身もトラックドライバーだった著者が経験を元に、ドライバーの苦労・苦悩、業界以外の人がドライバーさんに持つ不満やなぜ?について丁寧に書かれてある。物流業界の問題点にもふれています。またドライバー、業界側への提言もありバランスの取れた内容でした。2020/05/23

kk

36
訳あって家業の経営に携わり、その一環として自らトラックのハンドルを握ることとなった彼女。そんな著者が、ご自身の経験を振り返りつつ、トラッカー達の人知れぬ悩みと苦労や心温まるエピソード、道路交通の実情、さらには運送業界が直面する問題などについて、一般向けに丁寧に語っています。たいへん楽しく興味深く読みましたが、働き方改革や規制緩和がもたらした負のインパクトなどについては、大いに考えさせられるところがありました。単なる業界残酷物語を超えて、トラック運送への著者の熱い思いが伝わってきました。2022/08/19

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