新潮新書<br> 世界の中心でAIをさけぶ

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新潮新書
世界の中心でAIをさけぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106108211
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0210

内容説明

世界に新しい宗教が生まれつつある。その名は「シンギュラリティ」。急速に進化する人工知能がやがて人間知を超えたとき、人間存在の意味はどこに見いだせるのか。ビッグデータとアルゴリズム、AIが支配するデジタルテクノロジーの中心地アメリカ西海岸を旅しながら、変わりゆく人々の思考様式、労働と民主主義の価値、国家と企業の未来像を見つめる。ベストセラー作家が深く問う、AI時代の人間の意味論。

目次

シンギュラリティへの道
世界はどこへ向かうのか
「労働」から「表現」へ
民主主義からベーシックインカムへ
生化学的に定義される幸せとは
リアルタイム化していく日常
「いま」と「ここ」での停滞
「一人」から“ふたり”へ
世界といかに相対して生きるか
この先危険、リスクはあなたが負う
来るべき世界のいかがわしさ
ゼロサムゲームからメルトダウンへ
電脳空間のなかで幸せに?
企業が国家の肩代わりをする
形なき約束の場所

著者等紹介

片山恭一[カタヤマキョウイチ]
1959(昭和34)年愛媛県生まれ。作家。九州大学農学部卒、同大学院修士課程を経て博士課程中退。86年、「気配」で文學界新人賞。2001年刊行の『世界の中心で、愛をさけぶ』が三百万部を超えるベストセラーとなる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sano Paradise

3
「世界の中心で愛を叫ぶ」が原案の「恋するソクラテス」だったとしたら、存在していないかもしれない本。 内容は著者がアメリカを旅し、現在のAI等のテクノロジーに触れるエッセイだが、内容にまとまりがなく、正直タイトルの出落ち感が否めない。 タイトルでAIと謳ってしまってるゆえに、AIについての本として読んでしまうから、より内容のまとまりのなさを感じてしまう。 2019/08/10

源氏星

3
非常におもしろく興味深い。知識が豊富で本も良く読んでいる人だね。さすがに作家さん、表現がうまいし、視点が斬新で素晴らしかった。もう一度、いや~、おもしろかった。2019/08/01

ことり

2
ひたすらカロリーの高い餌を与えられて肥育されているのはアメリカに住む人達だけだろうか。シンギュラリティの先の人の幸せを考えるとき、宗教に行き着くのはやはり宗教スゴいなのか思考停止なのか。私よりも私に近いあなた。うん。難しい。2022/05/03

kerokazu

2
最後の章に出てくる「私よりも私に近いあなた」というニュアンスが理解できなかった。2019/10/19

茎沢

2
片山さんと会話をしているような気分になれる本。知識を得る本では決してない。旅して本を書いて印税で暮らすというのは究極の憧れ。その境地に私も辿り着きたい。2019/10/06

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