出版社内容情報
共産党政権の限界が見えてきた――。習近平を知悉した元中国大使が見通す「苦闘する超大国」の未来。
元中国大使がここまで書いた! 総書記就任以来、習近平が猛烈なスピードで進める改革によって、共産党一党支配の基盤は崩れつつある――。「習近平を最もよく知る外交官」による中国論。
内容説明
猛烈な反腐敗闘争、戦後秩序を揺さぶる外交攻勢、急減速する経済の立て直し―。二〇一二年の総書記就任以来、習近平は猛烈なスピードで改革を進めている。基本的な方向性は間違っていない。しかし、まさにその改革によって、共産党一党支配の基盤は崩れていかざるを得ない。危ういジレンマに直面する中国は今後、どこに向かうのか。中国大使をつとめ、習近平を知悉する外交官が描いた「苦闘する超大国」の実情。
目次
第1章 共産党の「隠したがり体質」が陰謀論を生む
第2章 組織は強大でも人材不足の共産党
第3章 現政権を呪縛する江沢民の「遺産」
第4章 必要悪としての権力集中
第5章 「トラ退治」はどこまで進むか
第6章 「みんなの党」になった共産党の矛盾
第7章 習近平は中国をどこに向かわせようとしているのか
第8章 「軍拡」を必要以上に恐れるな
第9章 中国の未来と日中関係の行く末
著者等紹介
宮本雄二[ミヤモトユウジ]
1946(昭和21)年生まれ。宮本アジア研究所代表。京都大学法学部卒。69年に外務省に入省。駐ミャンマー大使、沖縄担当大使を経て、駐中国大使(2006~10年)。2010年に退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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