新潮新書<br> 俺の日本史

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新潮新書
俺の日本史

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106156
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

“なぜ”や“法則”ではなく“事実”を――。古代から幕末までを一気呵成に論じる、再入門にはうってつけの一冊。

“なぜ”や“法則”ではなく、“事実”を追究するべし! 「聖徳太子のどこが凄いのか?」「徳川時代はやっぱり“停滞”」「攘夷思想=現代の排外主義」などといった著者の歴史観のもと、古代から幕末までを一気呵成に論じる。

内容説明

歴史は、偶然と必然のからみ合い。無理やり“法則”を見出すのではなく、とにかく“事実”を追究するべし―。そんな著者の歴史観のもと、古代から幕末までを一気呵成に論じる。「古代のことを“なぜ”と問うな」「聖徳太子のどこが凄い?」「烏帽子はいつから消えたのか」「信長が将軍にならなかった理由」「徳川時代は“大いなる停滞”」「攘夷思想=現代の排外主義」…。何度学んでも楽しい、日本史再入門にはうってつけの一冊!

目次

第1章 わからないことだらけの古代
第2章 天皇にならなかった藤原氏
第3章 平氏と平氏(北条氏)が戦った
第4章 北条氏が将軍にならなかったのも偶然である
第5章 南北朝時代は忘れられつつある
第6章 足利幕府はかなり軟弱であった
第7章 日本人が知りすぎている織田豊臣時代
第8章 徳川時代はやっぱり停滞である
第9章 「攘夷」が明治維新を成功させた

著者等紹介

小谷野敦[コヤノアツシ]
1962(昭和37)年生まれ。東京大学文学部英文科卒業、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

58
同じ新潮新書の『日本人のための世界史入門』と比べると、あまりおもしろくなかった。と言うか、そもそも私が日本史に疎いのが悪いのだが、少ない紙幅にしては情報量過多で、一応は読み通したものの、全然頭に入ってこなかった。でも「俺の日本史」なんだから仕方がない。2024/06/09

古古古古古米そっくりおじさん・寺

42
小谷野敦による古代〜幕末の日本史。小谷野ファンで日本史好きな私は、この本が出るのを知った時は嬉し過ぎて参った。勿体ないので少しずつ読むつもりであったが、結局夢中で読んでしまった。面白い。私も少年期『まんが日本の歴史』を繰り返し読んでいた(カゴ直利ではなく小学館のあおむら純のものだが)。本書を読んでいるとその漫画に出て来た人物達が次々に思い出され、すっかり忘れていた古代史や中世を思い出してきた。人物への寸評も楽しい。あとがきが無くて淋しいが、いつか是非とも『俺の日本近現代史』を書いてほしいと思う。2015/04/19

佐島楓

41
日本史の通史をまともにやっていらして、面白かったけれど、口(筆)の悪さにはひやひや。それ以外の意味でも刺激的な読書だった。2015/08/02

ヨーイチ

30
なんか著者と新潮社の企みにどっぷり嵌っている(笑)。日本史の方が当然馴染み深い分だけ、著者の異彩が際立つ。計算の内だろうけど。日本史を講ずる先生が少年時代に愛読した学習漫画と大河ドラマの面白さを語るって、やっぱり変だよなあ。「歴史の理解は適当でいい素人の小生」にとって役立つのが、衛門とか兵衛が律令制度の官名が後の侍の名前になったとかの基礎知識と脈絡無く推薦される小説を含めた時代読み物か。文章の端々に「俺はこんな事も知っているのだぞ」って云うヒケラカシ感が有るような気がする。やっぱり屈折の人。2016/03/15

ちさと

29
前作で「お前は何様だっ」と酷評されて決めた今回のタイトル「俺(様)の日本史」。歴史の「なぜ」は確固たる答えがないことも多く、比較的言いたい放題という視点から、歴史家が資料を付き合わせて築いてきた歴史に沿う形で、俺様筆者が寝そべって物申す。平家物語の諸行無常は「平家可哀想…」が主題になっているけれど、“あの連中に同情する謂れはなく「勧善懲悪」がぴったり”は的を得ていて笑ってしまいました。2018/10/28

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