出版社内容情報
地球温暖化交渉は、夢や理想を語る場ではなく、国益をめぐる激しい外交の場である。そこへ、鳩山首相によって突然打ち上げられた、衝撃の「1990年比CO2▲25%削減」構想。「ハラキリ」とさえ評される“公約”が推し進められたとき、日本経済はまちがいなく沈没する・・・・・元経済官僚として、温暖化問題の内実を知悉する気鋭の論客が、国民生活を襲うエコ不況に警鐘を鳴らす。
内容説明
地球温暖化交渉は、夢や理想を語る場ではなく、国益をめぐる激しい外交の場である。そこへ、鳩山首相によって突然打ち上げられた、「一九九〇年比CO2▲25%削減」構想。「ハラキリ」とさえ評される“公約”が推し進められるならば、日本経済はまちがいなく沈没する…元政策責任者として、温暖化問題の内実を知悉する気鋭の論客が、国民生活を襲うエコ不況に警鐘を鳴らす。
目次
1 スキャンダル続出で揺らぐIPCCの信頼性
2 京都議定書が抱え込んだ重大な欠陥
3 宣伝上手のEU、アメリカの使い分け、それぞれの外交術
4 鳩山「一九九〇年比▲25%削減構想」への重大疑問
5 暗礁に乗り上げた温暖化交渉、世界の現勢図
6 経済無視、「一九九〇年比▲25%削減」がもたらす衝撃
7 誤解と曲解だらけの国内排出枠割当・取引制度
8 次代への枠組・セクター別アプローチへの考察と提言
著者等紹介
澤昭裕[サワアキヒロ]
1957(昭和32)年大阪府生まれ。一橋大学経済学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。米プリンストン大学行政学修士。工業技術院人事課長、環境政策課長、東京大学先端科学技術研究センター教授などを経て、現在、21世紀政策研究所研究主幹をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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サメ社会学者Ricky
リョウ
ja^2
ceskepivo