内容説明
あたかも“現代の難病”のように認識されるアトピー性皮膚炎。その誤解・偏見から様々な民間療法がはびこり、イジメ、自殺などの事件も後を絶たない。だが、アトピーは決して難病などではない。皮膚科の専門医にとってはあくまで平凡な慢性疾患であり、正しい療法さえ守れば一〇〇パーセント治る病気なのである。アトピー治療の第一人者が、誤った認識をただし、悩む患者、家族に「正しい療法」をわかりやすく提示する。
目次
第1章 基本的な理解の間違い
第2章 アレルギーに関する間違い
第3章 ステロイド外用薬に関する間違い
第4章 標準的な治療に関する間違い
第5章 生活上の注意に関する間違い
第6章 特殊療法に関する間違い
著者等紹介
竹原和彦[タケハラカズヒコ]
1954(昭和29)年兵庫県生まれ。金沢大学医学部皮膚科教授。東京大学医学部卒業。日本皮膚科学会、厚生労働省強皮症研究班等の活動の他に、日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎問題」の担当理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Noboru
2
2014年読了。アトピー治療の問題点を分かりやすく明確にまとめてあります。アトピー治療に悩んでる方にはお薦めです。2014/01/01
BATTARIA
1
この本に書かれていることが全て正しいのなら、私がかかりつけにしている皮膚科医の正しさは、70%くらいか? 私も処方されているプロトピックが、ステロイドの副作用を解消した夢の薬と呼ばれる一方で、発ガン物質の疑いを持たれていたこと、妊娠中は使用できないことなど、初めて知った。 体質とは遺伝子情報で決められるので、薬では変えられないこと、アルカリイオン水を飲んでも、弱酸性の体内で中和されてしまうこと、アトピーを治すことが人生の目的ではないこと、そりゃそうだな。2018/04/12
Noboru
1
アトピー治療で、如何に標準的な治療が行われていないかが、ハッキリと分かります。 アトピーに悩んでる方や、その家族に是非お薦めしたい。2011/01/01
パンジャビ
1
アトピーについて何も知らないので、お勉強に読んでみた。ネットでもアトピーの情報が溢れかえっているけど、読んでいると何となく、標準治療派とステロイドバッシング派に分かれてる気がする。で、その中でこちらの本を勧めている人がいて、読んでみた。この先生は多分アトピーの第一人者とかなのかな?とても分かりやすく色々な疑問に回答しているので、読後スッキリした。アトピー入門者は読んで損しないのでは?2013/05/09
noanoadog
0
なんでこんなに自信満々なんだろうか。私のところにこれば絶対に治るという主張がちょいちょい感じられ、眉につばをつけてみてしまう……。。2009/12/04
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