自主防衛を急げ!―日本人の覚悟

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  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894519336
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

今、明かす日米関係の「真実」と新米保守派の「デタラメ」。裏では「ジャップ!」と呼ぶキッシンジャーら知日派米国人。日本のグランド・ストラテジーとは何か。「対米依存」はなぜ間違いか。「自主防衛」はなぜ必要か。このままでは日本は崩れてしまう―白熱大議論。

目次

第1章 内と外から「日本」を読み解く(日本には自主的な核抑止力が必要だ;日本は「リアリスト・パラダイム」に立脚せよ ほか)
第2章 日本はこの国際環境を生き残れるか(二十一世紀もバランス・オブ・パワーの時代;アメリカは中世の叡智をご破算にしてしまった ほか)
第3章 日米関係の「知られざる深層」(“核の傘”は壮大なフィクションである;防衛問題は“戦場の常識”から考えよ ほか)
第4章 われらの「核抑止力」構想(自主防衛しない国に正統性はない;「保護なきところに忠誠なし」 ほか)

著者等紹介

日下公人[クサカキミンド]
評論家。日本財団特別顧問。社会貢献支援財団会長。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。1930年、兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業。日本長期信用銀行取締役、(社)ソフト化経済センター理事長を経て、東京財団会長を務める。ソフト化・サービス化の時代をいち早く先見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍。著書は100冊以上

伊藤貫[イトウカン]
1953年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業後、コーネル大学で米国政治史、国際関係論を学ぶ。その後、ワシントンのコンサルティング会社で、国際政治・経済のアナリストとして勤務。『シカゴ・トリビューン』『ロサンゼルス・タイムズ』『フォーリン・ポリシー』『正論』『Voice』『東洋経済』などに外交評論と金融政策分析を執筆。CNN、CBS、NBC、BBCの政治番組に外交、国際関係、金融問題の解説で出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T坊主

14
1)伊藤寛氏の初本。日下氏と同じように異色の人、本が出されてからすでに6年が過ぎているが、自主防衛は緊急の課題、今森友学園問題で騒いでるが、そんなことよりも北朝鮮、中国の軍事的脅威のほうが大問題だが、そんなことよりも安倍首相を引き下ろそうとするほうが野党、マスコミは重要らしい。ああなげかわしい。100万円寄付がなぜ問題なのか分からない?他の問題を野党はそらしているように見える。2)日下、伊藤氏の核武装のための15ステップ、基本的な国家戦略大いに賛同できる。3)役人は最低10年は民間で働いた人を採用条件に2017/03/31

カブトムシ

13
私は70歳である。伊藤貫氏も1953年生まれで、70歳前後であろう。日下公人氏は、私はお顔とお名前が一致する。ひょっとしたら、お亡くなりになっておられるか?多分私が私淑して来た、渡部昇一氏や谷沢永一氏と同年代ではないか?さて、伊藤貫氏は、この頃のユーチューブ出演で、知名度が上がっている。私もあまり存じ上げなかった。チャンネル桜の水島総氏との対談を拝見したのである。「文学者の小林秀雄さん、福田恆存さん、江藤淳さん、三島由紀夫さん、哲学者の田中美知太郎さん等(p72)は、…」私もある程度知る人達でした。

Honey

7
大変勉強になりました! 超おススメ! 私的には、最近ようやくWW2の開戦責任だとか地政学だとかに目覚めてきたところですが、それらのことはもう外交の歴史的事実を冷静に見ればごく当たり前の前提として、今現在の日本の状況を明確に描き、これからすぐにでもとるべきグランド・ストラテジーの提言の数々。 読み進むほどに、頭の中がすっきり整理されていくのが快感です。 日下さんが評される通り、伊藤さんは非常に魅力的なキャラです(日下さん同様♪)。 そして、亡き中川昭一さんと同期…私たちは今その遺志をも思い出し、今こそ…!2016/11/27

sherbet

5
※本の内容とはズレますが伊藤貫さんは喋りが上手くて面白い。ネット上に動画があるので視聴オススメ

田山河雄

4
最近、これほどの刺激的な書物に出会えたのは、珍しいどころか、恥ずかしながらかつて無い。 ごく単純化して言ってしまえば、「戦後のわが国は、国際外交とは縁もゆかりも無い、そんな無気力で眼も見えなければ鼻も効かない、属国外交を続けて来た、それもアメリカの従属国家として…」と云うことらしい。 その昔、朝鮮は、歴代の中国王朝の属国で事大主義にマミレタの依存症国家などとバカにしてきたが、そんなこともブッ飛んでしまうほど我が国の現状は情けないという。 「自主防衛」その気持ちに目覚めることで事態は好転する。 2014/03/26

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