新潮選書<br> 決断の太平洋戦史―「指揮統帥文化」からみた軍人たち

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新潮選書
決断の太平洋戦史―「指揮統帥文化」からみた軍人たち

  • 大木 毅【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106039072
  • NDC分類 392.8
  • Cコード C0320

出版社内容情報

「人材養成哲学」が勝敗を分けた――。日米英12人の戦歴簿。参戦各国の指揮官や参謀たちは、いかなるエリート教育を受けたのか。どの国も腐心したリーダーシップ醸成の方策とは何なのか――。「指揮統帥文化」という新たな視座から、日米英12人の個性豊かな人物像と戦歴を再検証。組織と個人のせめぎ合いの果てに現れる勝利と敗北の定理を探り、従来の軍人論に革新を迫る野心的列伝。

内容説明

「コマンド・カルチャー」から解き明かす「勝敗の定理」とは。参戦各国の指揮官や参謀たちは、いかなるエリート教育を受けたのか。各国が腐心したリーダーシップ醸成の方策とは何なのか―。「指揮統帥文化」という新たな視座から、日米英12人の人物像と戦歴を再検証。組織と個人のせめぎ合いの果てに現れる、勝利と敗北の定理を探った野心的列伝。

目次

第1章 「戦争になって、不充分な兵力で相当厄介な仕事にかかることになるか」アーサー・E・パーシヴァル名誉中将(イギリス陸軍)
第2章 「パーフェクトゲーム」三川軍一中将(日本海軍)
第3章 「これだから、海戦はやめられないのさ」神重徳少将(日本海軍)
第4章 「日本兵はもはや超人とは思われなかった」アリグザンダー・A・ヴァンデグリフト大将(アメリカ合衆国海兵隊)
第5章 「細菌戦の研鑽は国の護りと確信し」北條圓了軍医大佐(日本陸軍)
第6章 「空中戦で撃墜を確認した敵一機につき、五百ドルのボーナスが支払われた」クレア・L・シェンノート名誉中将(アメリカ合衆国空軍)
第7章 「諸君は本校在学中そんな本は一切読むな」小沢治三郎中将(日本海軍)
第8章 「猛烈に叩け、迅速に叩け、頻繁に叩け」ウィリアム・ハルゼー・ジュニア元帥(アメリカ合衆国海軍)
第9章 「これが実現は内外の情勢に鑑み、現当局者にては見込つかず」酒井鎬次中将(日本陸軍)
第10章 「おい、あの将校に風呂を沸かしてやれ」山下奉文大将(日本陸軍)
第11章 「殴れるものなら殴ってみろ」オード・C・ウィンゲート少将(イギリス陸軍)
第12章 「爆撃機だ、爆撃機を措いてほかにはない」カーティス・E・ルメイ大将(アメリカ合衆国空軍)
終章 昭和陸海軍のコマンド・カルチャー―一試論として

著者等紹介

大木毅[オオキタケシ]
1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学他講師、防衛省防衛研究所講師、陸上自衛隊幹部学校講師等を経て著述業に。雑誌「歴史と人物」の編集に携わり、旧帝国軍人を多数取材。『独ソ戦』(岩波新書)で「新書大賞2020」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

58
表題にはやや疑問が残るが、どちらかというとシェンノートやウィンゲート、日本では酒井鎬次といった、ある種異色な軍人まで取り上げた小評伝集。パーシヴァルと山下泰文の両者が取り上げられていたり、ガダルカナル絡みの第一次ソロモン海戦にかかわる三上軍一、神重徳、ヴァンデクリフト(海兵隊でガダルカナル守備隊指揮官)を並べているなど、つながりも配慮されているようだ。著者は小説もものしていただけあって文章が読みやすく、一方できちんと調べて、分からないことはそのように書くので信頼も置ける。さらなる続編を期待する。2024/04/07

ジュンジュン

9
「指揮官たちの第二次大戦」の続編だが、コンセプトは微妙に違う気がする。将軍たちの戦歴を追いながら、そのバックボーンとなった各国の”コマンドカルチャー”(指揮統帥文化)の分析を試みる。つまり、軍も官僚組織の一つと考え、その組織の論理を考察する。が、終章で「一試論」としている通り、深まってはいないので、列伝なのか?組織論なのか?やや中途半端な読後感となった。2024/04/21

てら

3
「なんとなくのイメージ」「通説」がいつまでも残っている太平洋戦争に関わった軍人たちを語る一冊。コラムの延長といった体裁だが、この著者らしく公正で冷静な観点からの記述が光る。「横紙破りの風雲児に見える辻正信なども、昭和の帝国陸軍の本質的な欠点の表れとして出てきた1人である」という指摘が重い。2024/04/03

YS-56

2
計画なり計算が齟齬を来した時にどうすべきか。学ぶ環境がいかに重要なのかよく分かりますね。2024/03/31

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