出版社内容情報
必ず死ぬ。その覚悟が本当にできた時、人の晩年は安楽になる。鴎外、漱石、子規、賢治、西行……先人たちの末期を読み、涅槃を想う。
人生の「ラスト20年」をどう生きるか? 死を覚悟した時に輝く生とは? 人は必ず死ぬ。にもかかわらず、現代の日本人は長生きこそ善とばかりに、死を不浄なものであるかの如く忌み嫌うようになってしまった。しかしかつての日本人は死生観をもって生き、だからこそ輝く晩年を送ったのではなかったか。良寛や芭蕉から鴎外、漱石、子規、茂吉、賢治まで、先人たちの末期を読み、彼らの「涅槃」を想う。
内容説明
人は必ず死ぬ。にもかかわらず、現代社会はそれが不浄なものであるかの如く死を忌み嫌う。長生きこそ善とばかりに、いつしか「老病」に怯えながら、安寧の少ない晩年を生きるようになってしまった。死を見つめながら生きるとはどういうことか?死を覚悟した時に輝く生とは?鴎外、漱石、子規、茂吉、賢治、西行、芭蕉ら、先人たちの末期を読み、涅槃を想う。
目次
序章 願はくは花の下にて
第1章 死に支度の時
第2章 失なわれた鎮魂のこころ
第3章 それでも山河あり
第4章 ローソクの火が消えていくように
第5章 漱石、最期の願望
第6章 宮沢賢治の末期の声
私の「つぶやき」―「あとがき」に代えて
著者等紹介
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
宗教学者、評論家。1931年、アメリカ・サンフランシスコ生まれ。1954年、東北大学インド哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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