内容説明
昭和という時代に、生涯260本あまりの映画を撮った男がいた。マキノ雅弘。時代劇や任侠映画はもちろんのこと、喜劇にメロドラマにミュージカルと奔放自在に撮りまくった。画面を見ていると、まるで祭りのようにわくわくしてしまうのは何故だろう。邦画にかけては随一の見巧者が、マキノ生誕100年を機に、その全魅惑を解き明かす。
目次
第1章 破れかぶれの映画渡世
第2章 映画という祭り
第3章 歌と笑いの綴れ織り
第4章 ヒーローと大衆
第5章 ヒーローの見せ方
第6章 ラブシーン作法
第7章 リメイク考
第8章 次郎長三国志
著者等紹介
山根貞男[ヤマネサダオ]
1939年、大阪生まれ。大阪外国語大学フランス語科卒業。書評紙・書籍の編集者を経て、映画批評誌「シネマ」69~71の編集・発行に参加。1986年より「キネマ旬報」に日本映画時評を書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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