出版社内容情報
「市場」ないし「市場化」における、国家その他の公権力による「市場」の管理ないし「市場」への介入という現象をとりあげ、水平的秩序化と垂直的秩序化の融合が顕著であるような領域を分析検討する。
内容説明
グローバル化・市場社会化が進行する現代社会における「法」・「秩序」の変容をどのようにとらえるか。法学を中心とした新しい学際的社会科学の地平を拓く「法動態学」の構想を提起。
目次
規制改革の法動態学―電気通信事業分野の場合
独禁法と法政策―ある「実現しなかった立法提案」の検討
自治体オゾン層保護政策の動態分析―自治体政策空間における政策導入・変動の要因と政策間の影響関係
国際資源循環の法動態学
EUにおける社会政策のダイナミクス―超国家機関の自律的政策形成と政策の「市民権」化
アジアの地域統合と共通法形成に向けて―法整備支援をめぐる言説を手がかりに
医療をめぐる意思決定と法―患者の拒否、医師の説得とShared Decision‐Makingについて
取引費用と新司法サービス市場についての考察
著者等紹介
樫村志郎[カシムラシロウ]
神戸大学「市場化社会の法動態学」研究センター・センター長。21世紀COEプログラム「市場化社会の法動態学」研究教育拠点・拠点リーダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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