内容説明
1977年9月、奄美大島の陋屋で、看取る人もなく、ひっそりと世を去った日本画家・田中一村。ところが、歿後数年にして爆発的な人気を得て、田中一村記念美術館が設立されるに至る。神童、天才画家といわれたものの、画壇に容れられずに孤立、50歳で奄美に渡り、極貧に耐えながら亜熱帯の動植物を描き続け、澄明な画境に達するまでの苦闘を辿る。
目次
第1章 早熟な天才画家(栃木‐東京)
第2章 田園の隠遁者(千葉時代)
第3章 放浪の画家(奄美・前期)
第4章 あくがれいづる魂(奄美・後期)
著者等紹介
湯原かの子[ユハラカノコ]
1971年、上智大学仏文科卒業。大学院を経て、1984年にパリ4大学第三課程博士号、1999年に同大学新制度博士号を取得。淑徳大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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