出版社内容情報
駆け出し女優の碧唯が参加したのは、呪われた「誰も受からないオーディション」!? 姿を現した幽霊は、切なすぎる未練を抱えていて──。
内容説明
駆け出し女優の碧唯は、仕事がもらえずバイト三昧。「誰も受からない」と噂のオーディションに挑むも、原因不明のトラブルで中止に。呪いでは…と騒然とする場へ、謎の演出家・胡桃沢狐珀が登場。怪異を引き起こす霊を浄める即興劇に出演を求められ―。背後霊のマネージャーやイケメン先輩俳優など、碧唯のまわりにはクセの強い人々と怪異ばかりが集まる。スター女優への道のりは、前途多霊!?
著者等紹介
松澤くれは[マツザワクレハ]
1986年富山県生まれ。早稲田大学第一文学部演劇映像専修卒業。演劇ユニット“火遊び”代表。舞台脚本家・演出家として、オリジナル作品をはじめ人気小説の舞台化を数多く手掛ける。2023年より、テレビ東京系アニメ『ポケットモンスター』のシナリオコーディネーター・各話脚本を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
23
フリーということもあり相変わらず仕事がもらえずバイト三昧な駆け出し女優の碧唯。「誰も受からない」と噂のオーディションに挑むも、原因不明のトラブルで中止になってしまう第二弾。騒然とする場へ、謎の演出家・胡桃沢狐珀が登場。怪異を引き起こす霊を浄める即興劇に出演を求められるおなじみの展開で、俳優たちが逃げ出す不可思議な現象が起きる撮影、稽古場代役を務める舞台で出会った女優を目指す女の子を襲った悲劇。相変わらず巻き込まれ展開でも真摯に向き合う中、ようやく光明が見えたと思ったら…狐珀の意味深な言葉が気になりますね。2023/09/12
一柳すず子
4
碧唯さんは演技の勉強とかしないのかな。ただのフリーターが女優になりたいっていってもなかなか厳しいよね。今のところコネ頼みだけどいつか本当に舞台に立てるといいね。2024/02/10
ごま麦茶
3
シリーズ2冊目。前作よりホラー色濃いめだったかも。とうとう胡桃沢さんがそろって、過去作のファンとしても嬉しかったです。ぜひ双子ちゃんにも出てきていただきたい…!今回はオーディション、映画撮影、アンダースタディ。後半に向けて怖さ増し増しでしたが、面白かったです。2023/09/11
ya31r
2
著者が舞台の脚本演出家なだけあって、フィクションであってもエンタメ業界の中のリアルが詰まっているのかなと感じました。読んでて歯がゆい気持ちになりました。 ラストがとんでもない終わり方したので、続き待ってます。2023/08/24
タチバナ
1
シリーズ2作目。 相変わらず女優の仕事がもらえない碧唯だが、毎回毎回小さな仕事に文句を言うのは如何なものか? キャリアも実力もないのになぜ大きな仕事が来るかもしれないと思えるのか、その自信はどこから来るのか?? 浄演時は良い仕事をする分、どうしてもそういうところが好きになれない……。 でも今回やっと視野を広げられ、現実的な目標も出来、しかも大きめな仕事が来るかもしれない……!となった矢先に狐珀さんの『役者はやめたほうがいい』発言……!! 続きが、気になる!! あと狐珀さんに妹がいるとは!驚き。2023/12/04