新潮エンターテインメント倶楽部SS
左手首

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106026546
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

充分に準備したはずだった。バレるはずのない計画だった。そもそも、ケチのつき始めはどこだったのか?ちょっとした油断、小さな綻びが、完全無欠の計画を崩壊させ、人間を奈落へ転がり落とす。ギャンブル、ヤクザ、美人局、風俗―、漆黒の裏社会で、ギリギリの攻防を繰り広げる闇の紳士達。命を懸けた一世一代の大博打、その首尾や如何に―。関西闇社会に炸裂する7つのノワール。

著者等紹介

黒川博行[クロカワヒロユキ]
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒業後、大阪の高校で美術の教鞭をとる。「二度のお別れ」「雨に殺せば」でサントリーミステリー大賞佳作賞を連続受賞。86年、「キャッツアイころがった」で第四回サントリーミステリー大賞を受賞した。96年には、「カウント・プラン」で日本推理作家協会賞を受けた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

35
黒川さんだけに期待してたのですが・・・ 何でしょう いつもの様に引き込まれる事なく、どのお話も終わってしまった感じ… 欲に走らず地道に歩むのが1番 と言う事なのかな?2015/09/04

ミーコ

16
ほぼ10年前に読んでた記憶は無く 図書館で借りました。前回の感想から見ると今回の方が面白く読めたと思います。どの話も欲に眩んで 最悪の終わりになる。悪事に手を染めて 人生が開ける訳がないと示しているお話でした。まずまず面白かったです。2025/03/04

そうたそ

9
★★★☆☆ なんだかものすごく空しい気持ちになる。各話の主人公は別に正義に走っているわけでもなく、むしろ法に反するようなことをしているわけであるが、何だろう、ラストで感じるこの空虚感は。目先の利益に目が眩んだばかりに酷い目にあうことになる弱者たち。弱者がどれだけ足掻こうとも、抗おうとも、強者には決して勝つことのない裏社会の節理をまざまざと見せつけられたような気になる。各々が全うな人生をおくっていれば、いや全うでなくとも、せめて悪知恵を働かせなければ痛い目にあわずに済んだのではあるが。2013/10/18

夏子

8
ふとした弾みや軽い気持で犯罪を犯してしまい、当たり前だけれども隠し通せるはずもなく、最後には破滅が待っているその顛末を描いた短編集。どれ一つとして救いがなく、普通に警察に逮捕されるラストはヤクザに捕まってしまうよりはまだマシな気がしてしまう。2016/04/28

tetsujin

3
黒川作品は長編の方が好き2017/04/04

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