出版社内容情報
戦後の児童文学の立役者であり、自立した女性のさきがけでもあった石井桃子の100年の人生と仕事をビジュアルに案内。
うさこちゃんも、プーも、ピーターラビットもみんなこの人が教えてくれた。〈おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは子ども時代の「あなた」です〉。編集者・翻訳家・作家として、戦後の児童文学をいちから築き、自立した女性のさきがけでもあった石井桃子の人生と仕事、そして子供だけでなく大人たちをも勇気づけてくれる、滋味あふれる「ことば」を紹介。撮り下ろし写真多数。
内容説明
編集者として、翻訳家として、作家として、日本における子どもの本の礎を築いた石井桃子。本づくりとともに生き、ことばのもつ力を信じていた、石井桃子自身の遺した珠玉の「ことば」を、著作から、談話から、身近な人々から集めました。子どもの本に対する考え、日常生活の過ごし方、人生への真摯な姿勢。百一年の体験と思考に裏打ちされた、石井桃子の「ことば」は、子どもたちだけでなく、かつて子どもだった大人の私たちにも、数多くの示唆と勇気を与え、心の支えになってくれます。
目次
第1章 石井桃子の仕事(クマのプーさん;ドリトル先生「アフリカ行き」;ノンちゃん雲に乗る;小さい牛追い;ムギと王さま ほか)
第2章 石井桃子の生涯(幼いころ;児童文学の世界へ;農業時代;海外留学;子ども文庫とともに ほか)
第3章 石井桃子と私
著者等紹介
中川李枝子[ナカガワリエコ]
1935年札幌市生まれ。児童文学作家。東京都立高等保母学院卒業後、17年間保母を勤め、保育園勤務時代に書いた『いやいやえん』で厚生大臣賞他多数の賞を受賞。絵本『ぐりとぐら』シリーズをはじめ、数多くのベストセラーがある
松居直[マツイタダシ]
1926年京都市生まれ。福音館書店相談役。同志社大学法学部卒業後、福音館書店創立に参画。編集部長、社長、会長を歴任し、多くの子どもの本の名作を出版
松岡享子[マツオカキョウコ]
1935年神戸市生まれ。翻訳家、児童文学作家。慶應大学図書館学科卒業後、アメリカで児童図書館学を学び、ボルチモア市立図書館に勤務。帰国後公立図書館勤務を経て、松の実文庫を主宰。現在東京子ども図書館理事長
若菜晃子[ワカナアキコ]
1968年神戸市生まれ。編集者。学習院大学国文学科卒業後、山と溪谷社入社。『wandel』編集長、『山と溪谷』副編集長を経て独立。山や自然、旅に関する雑誌、書籍を編集執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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