出版社内容情報
「戦争画」とはどのようなものだったのか? 敗戦65年、十五年戦争開戦80周年を前にして、もう一度、考え直してみよう。「過去」しか見えないか? 「未来」は?
内容説明
「戦争画」とは、どのようなものだったのか?敗戦後65年、十五年戦争開戦80周年を前にして、いまだタブー視されている戦争画の名作をじっくり鑑賞し、様々な意見にふれながら、もう一度、考えてみよう。そこからは「過去」しか見えてこないか?「未来」は…。
目次
グラフ これが戦争画だ(藤田嗣治―“世界のフジタ”ならではの究極の戦争画!?;小早川秋聲―天覧を拒絶された戦争画;中村研一―戦争記録画家の雄;鶴田吾郎―戦争画への意欲と画家の信念;宮本三郎―戦争の光と影;田村孝之介―まるで映画のような作戦記録画;川端龍子と茨木衫風―海・空一双六曲屏風;輝ける翼、勇まし空中戦―御厨純・小野具定・石川寅治・向井潤吉・小川原脩;描かれた戦争の“幕間”(一)―原精一・安達真太郎・住谷磐根
描かれた戦争の“幕間”(二)―鈴木良三・奈良岡正夫 ほか)
描かれた“十五年戦争”
戦争美術とその時代―一九三一~一九七七
戦争美術の様態
著者等紹介
神坂次郎[コウサカジロウ]
1927年、和歌山県生れ。陸軍飛行学校卒。戦後、さまざまな職業を経て、歴史小説を書きはじめる。58年、「鬼打ち猿丸」で大衆文学賞受賞
福富太郎[フクトミタロウ]
1931年、東京生れ。東京都立園芸学校(旧制)中退後、さまざまな職業を転々とし、60年、キャバレー経営につき、大成功する。近代美術、浮世絵のコレクター、評論家としても活躍
河田明久[カワタアキヒサ]
1966年、大阪生れ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻博士後期課程修了。日本を中心とする近代美術史を専攻。現在、千葉工業大学准教授
丹尾安典[タンオヤスノリ]
1950年、東京生れ。早稲田大学第一文学部卒業。専攻は近代美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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