とんぼの本<br> 画家たちの「戦争」

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とんぼの本
画家たちの「戦争」

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784106022067
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0370

出版社内容情報

「戦争画」とはどのようなものだったのか? 敗戦65年、十五年戦争開戦80周年を前にして、もう一度、考え直してみよう。「過去」しか見えないか? 「未来」は?

内容説明

「戦争画」とは、どのようなものだったのか?敗戦後65年、十五年戦争開戦80周年を前にして、いまだタブー視されている戦争画の名作をじっくり鑑賞し、様々な意見にふれながら、もう一度、考えてみよう。そこからは「過去」しか見えてこないか?「未来」は…。

目次

グラフ これが戦争画だ(藤田嗣治―“世界のフジタ”ならではの究極の戦争画!?;小早川秋聲―天覧を拒絶された戦争画;中村研一―戦争記録画家の雄;鶴田吾郎―戦争画への意欲と画家の信念;宮本三郎―戦争の光と影;田村孝之介―まるで映画のような作戦記録画;川端龍子と茨木衫風―海・空一双六曲屏風;輝ける翼、勇まし空中戦―御厨純・小野具定・石川寅治・向井潤吉・小川原脩;描かれた戦争の“幕間”(一)―原精一・安達真太郎・住谷磐根
描かれた戦争の“幕間”(二)―鈴木良三・奈良岡正夫 ほか)
描かれた“十五年戦争”
戦争美術とその時代―一九三一~一九七七
戦争美術の様態

著者等紹介

神坂次郎[コウサカジロウ]
1927年、和歌山県生れ。陸軍飛行学校卒。戦後、さまざまな職業を経て、歴史小説を書きはじめる。58年、「鬼打ち猿丸」で大衆文学賞受賞

福富太郎[フクトミタロウ]
1931年、東京生れ。東京都立園芸学校(旧制)中退後、さまざまな職業を転々とし、60年、キャバレー経営につき、大成功する。近代美術、浮世絵のコレクター、評論家としても活躍

河田明久[カワタアキヒサ]
1966年、大阪生れ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻博士後期課程修了。日本を中心とする近代美術史を専攻。現在、千葉工業大学准教授

丹尾安典[タンオヤスノリ]
1950年、東京生れ。早稲田大学第一文学部卒業。専攻は近代美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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18
「國の盾」で有名な小早川秋聲の展覧会に行きたいけども、このご時世じゃなあというわけで手に取った本。天覧を拒まれた國の盾は当時中学三年生だった息子さんを横たわらせモデルにして描いたそうで「戦争に行く前に戦死してた」という息子さんの述懐がまた…。戦争賛美のために描かれた絵というけれど、私にはそうは見えないものもたくさんある。藤田のアッツ島玉砕のあちこちに描きこまれた紫の小さな手向けの花。無為に死に逝く人々。2021/08/08

ののまる

10
純粋に芸術心なのか、戦争協力なのか、強制なのか、自ら進んでなのか。 戦争画を拝んで礼をして賽銭箱にお金入れるていうのは、もう戦争末期の狂気だけど(藤田嗣治も礼を返す)。2024/09/11

こぺたろう

8
従軍画家が残した戦争画。これらの中でも「國之楯」という作品が、強く印象に残りました。陸軍から受け取りを拒否されたということもあり、有名な作品だそうですが、私は知りませんでした。士気高揚のために書かれた、反戦の立場から書かれた、両者の解釈がどちらも成り立つような不思議な作品。私はどちらかと言うと後者に感じました。2024/09/14

おおかみ

3
70年前に描かれた戦争画の数々。観る者を圧倒する力を持ちつつも、今ひとつ知名度の低いものがなんと多いことか。画家たちの不遇を忘れてはならない。/彼らは何を思い、戦争画を描いたのか。それは戦争協力とか、反戦とか、一言で表現できるものでは到底ないはずだ。一枚一枚に込められた思いは、ただ想像することしかできない――いや、想像することができる。描いた者がいなくなっても、絵は残り続けるのである。2015/08/07

Wataru Hoshii

3
僕が戦争画の問題を考えるようになったのは、小磯良平の番組をつくったときから。当時、自らの芸術に対して真摯に向き合った画家ほど、実に真面目に戦争画に取り組んだ。西洋の伝統に対峙する本格的な歴史画や群像画を構築する、西洋のモダンアートの呪縛から解き放たれて日本独自の洋画を確立する、大衆から遊離せず現実の社会と向き合った芸術を目指す、等々。「(戦争画の)アナクロニズムにこそ、当時の最もアクチュアルな問題意識があらわれていた」。単純に断罪することも、また無条件に免罪することも、歴史に対して誠実ではないと思わせる。2014/07/13

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