内容説明
ベルリンが今、熱い。刻々と変貌を遂げ、まったく新しいヨーロッパ都市、巨大な美術館都市が出現しつつある。ベルリンに行かずして、“美術”は語れなくなりつつあるのだ。世界最大級の展示物である「ペルガモンの大祭壇」をはじめとする「世界遺産」美術館島から、ヨーロッパ美術の精華を展示するクルトゥーア・フォールム、そして現代美術に出会える数々の施設までを全紹介。
目次
ベルリン美術散歩(「世界遺産」美術館島;ポツダム広場あたり;シャルロッテンブルク宮殿)
ベルリン、再浮上する美術館都市(ベルリンという都市;美術館島;ポツダム広場あたり;シャルロッテンブルク宮殿周辺からユダヤ博物館へ;ベルリンの天使たち)
著者等紹介
水沢勉[ミズサワツトム]
1952年横浜生まれ。76年慶応義塾大学文学部美学美術史学科卒業。78年同大大学院修士課程修了後、神奈川県立近代美術館に学芸員として勤務、現在同館企画課長
津田孝二[ツダコウジ]
1949年兵庫県生まれ。石工など様々な職業を経験した後、74年よりノルウェーに滞在し北欧を中心に撮影活動を開始する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Nat
30
図書館本。私にとってあまり馴染みがないベルリンだが、巨大な美術館都市だった。世界遺産の美術館島は、空から見ると圧倒される。ポツダム広場あたりにあるクルトゥーア・ファールムはクラナッハ、ブリューゲル、ティツィアーノ、ボッティチェルリなど私の好きな画家の作品が沢山あった。2005年出版の本なので、今のベルリンの姿も調べたい。2021/08/17
nagata
2
美術、といえばすぐにフランス、あるいはヨーロッパの源流でもあるイタリアを思い浮かべるのだが、さすがEUの中心国であるドイツには、古今東西の美術の粋が集まる。壁が取り払われた街でもあり、まだ進化しつつあるという点でも一度は行ってみたいところ。2020/10/25
putisiyante
2
ベルリン美術館島、軍艦やローマの神殿のような、威圧感がある建物で、ぜひ何日もかけて、鑑賞したい所。世界最大級の展示物があるのも有名。いかに力を入れていたのか、歴史が、垣間見える。是非一度訪れてみたい、夢である。それにしても、ドイツの建物は、ガラスや歴史建築物も繊細で、地震国日本では考えられない。2015/01/08
sattin
1
ベルリンのめぼしい美術館がほぼ乗ってて写真も多く良いかも。この部屋をなめて取る方法はやらなかったけど意外と雰囲気がでるものだと。ただ、文章はなんか論文が過ぎてちょっと分からない。2025/05/18
どぅまち
1
「ロシアからの構成主義とイタリアからの未来派が出会う場所」としての1920年代のベルリン、破壊と再生、そして飛躍。歴史あるものと新しい建築や美術をあらゆる方向から楽しめる町だというのがよくわかる。2015/09/14