内容説明
無類のカッコよさで、風のように20世紀を駆けぬけた白洲次郎―若くして英国に学び、カントリー・ジェントルマンとして自身をみがき、帰国後は自らのプリンシプルをたてに昭和史の危機を乗り越える。このセクシーでダンディな男の生涯を、愛娘の回想を中心にグラフィックによみがえらせる。
目次
アルバム 白洲次郎、誕生ス
グラフ 白洲次郎のダンディズム
グラフ オイリー・ボーイの精髄
グラフ 英国カントリー・ジェントルマンへの変貌
同級生交歓(白洲次郎)
娘からみた白洲次郎(牧山桂子)
主人のきものと福田屋千吉(白洲正子)
白洲次郎のヴィンテージ・ベントレー(涌井清春)
義父、白洲次郎と車(牧山圭男)
白洲次郎のいる風景(青柳恵介)
著者等紹介
白洲正子[シラスマサコ]
1910年、東京生れ。98年、没
青柳恵介[アオヤギケイスケ]
1950年、東京生れ。成城大学大学院博士課程(国文学)を修了。現在、成城学園教育研究所勤務、成城大学短期大学部日本文学科非常勤講師
牧山桂子[マキヤマカツラコ]
1940年、白洲次郎・正子夫妻の長女として、東京で生れる。2001年10月、旧白洲邸「武相荘」を記念館としてオープンさせる
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感想・レビュー
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meg
31
写真が良い。白洲次郎の姿がなんだかかっこいいものがある。いっぽん通った道のように、生き様。2024/10/18
文句有蔵
10
書庫から引っ張りだして再読。「白洲次郎」という、日本を代表する色男を更にうっとりと忍ぶにはうってつけの一冊。ふんだんに写真が使われているが、中でも17歳の次郎はハッとするほどの美少年ぶりである。生まれた時はビリケンさんだったのが、どうしてこうも変わったのか(笑)若い頃、といっても2004年の初版本なのでほんの10年前のことだが、当時は気づかなかったが今改めて読み返すと、次郎は相当にスノッブな人だったのだなと思う。クレオパトラの鼻の話は有名だが、次郎もまた、後20cm背が低ければ歴史は変わったのかもしれない2014/12/06
ルル
9
ダンディとは彼のための言葉2015/11/27
ジュール リブレ
9
不思議な存在感を持った人、の、裏側を見せてもらったような気がする。かっこいい生き方、考えちゃいますね。2010/08/21
雨巫女
5
白洲次郎さんは、若い時も歳を重ねても、ダンディーだ!2009/05/17