内容説明
旅によって白洲さんは形づくられ、そのことが私たちを旅へと誘う。名著『かくれ里』で歩かれたあの魅力的な里や祭は、今どうなっているのか?「愛の上人」明恵のいぶきがのこる寺・高山寺とは?その生誕地・紀州とは?傑作『西行』を手に紀州高野山と讃岐の地へ。武相荘から正子さんの散歩道をたどり、その求めた風景に出会う。
目次
グラフ 高山寺の四季
明恵上人に出会う旅
グラフ 白洲正子の近江「石」巡り
『かくれ里』にみちびかれて
「かくれ里」いまむかし
『西行』を手に歩く旅
白洲正子と旅の楽しみ
附 正子さんの散歩道
著者等紹介
白洲正子[シラスマサコ]
1910年、東京生れ。98年、没。2001年、旧邸が記念館「武相荘」として開館
光野桃[ミツノモモ]
1956年、東京生れ。小池一子氏に師事した後、編集者を経て、88年からイタリアで取材活動を行い、帰国後、文筆活動を開始する
青柳恵介[アオヤギケイスケ]
1950年、東京生れ。成城大学大学院博士課程(国文学)を修了。現在、成城学園教育研究所勤務、成城大学短期大学部日本文学科非常勤講師
山崎省三[ヤマザキショウゾウ]
1928年、東京生れ。48年、旧制水戸高等学校(理甲)卒、同年新潮社に入社。50年、「芸術新潮」創刊とともに同編集部勤務(後に編集長)
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感想・レビュー
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プクプク
2
「近江のかくれ里」と一緒に読み進めました。美しい写真に魅了されます。いつか行ってみたい場所が増えました。2014/02/24
山葵
2
写真で学ぶ濃厚な古い旅路。2010/09/05
とくべい
1
白洲正子の数多くの著作の中から、「明恵上人」の高尾や上人の故郷の紀州、「西行」から高野山や讃岐、「かくれ里」から近江の周縁や京北の山里を取り上げ、正子の文章を引きながら、見応えあるカラー写真満載のガイド。 正子の心惹かれた土地土地のあんないだけでなく、正子の著作への良き入門書にもなっている。2014/01/17
takao
0
☆山、寺、神社、石、花2016/11/29