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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
目次
作品
「骨人」画家小出楢重―小出楢重の人と作品
年表―小出楢重とその時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
9
「枯木のある風景」が入ってないやん!2014/06/21
oz
5
初読。小出楢重(1887〜1931)は洋画家。幼少期は興味のある学問以外は落第寸前、東京美術学校入学後も、風景画に興味を示さないなど、独自の価値観を有していたとされる。しばらくの間文展に落選を続け自信を喪失するが、前衛的な試みに寛容な二科展では評価が一転し、一躍有望な画家として評価される。渡欧の機会を得た後は裸婦像に集中的に取り組み、東洋的な等身での日本の裸婦像の模索に心血を注いだ。他にも挿絵の仕事が多く入り、余技での随筆も軽妙洒脱、谷崎潤一郎に非凡さを認められるほどで、現在も読み継がれている。2014/10/05