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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
内容説明
美人大首絵から博物図譜的な狂歌絵本、春画、肉筆美人画まで、美人画家として一世を風靡した江戸後期の浮世絵師の多彩な活躍の跡を32図に凝集して示す。
目次
作品
女絵師・歌麿―喜多川歌麿の人と作品
年表―喜多川歌麿とその時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプーン
34
美人画、風俗画、春画、と多彩な歌麿の画業。 海外の美術館所蔵の作品も多く、世界的な画家と言える。 興味が無かった春画も観てみたくなった。2020/07/09
oz
7
初読。喜多川歌麿(1753〜1806)の生涯は不明だが、その画業のほぼ全てを浮世絵、わけても美人画に費したことで知られる。幕府からは公序良俗に反するとされ、筆禍での投獄も経験するが市井での人気は高かった。晩年は過労のため早世。江戸中期、多色刷りの発明により安価で手元に置いておけるということから、浮世絵が新たな商業的メディアとして広まった。歌麿の浮世絵は大首絵と呼ばれるバストアップの構図が特徴的で、古典よりも現代の文化を題材にとることが多く、芸術的価値の他にも風俗文化資料としての価値も高い。2014/09/13