内容説明
一握りの西欧人の行動から、日本でも“大航海時代”と命名され、誰も疑わない世紀。はたして世界は“大航海”にのみ浮かれたっていたのか?この時代、真に世界史を動かしていたのは、オスマン・トルコ、サファヴィー朝イラン、インドのムガル、三大イスラーム帝国の存在だった。今までは“大航海の裏側”として軽視されがちだった、この三大帝国の勃興、隆盛、及び交流交渉の問題に、はっきり照準を合せてみた。
目次
1 昇りゆく三日月(オスマンの勃興;イラン高原の情勢;トランスオクシアナの情勢)
2 宙天の三日月(サファヴィー朝ペルシア;ムガル帝国中断と再興)
3 沈みゆく三日月(“ヨーロッパの病人”への道;確実な亡国への道;オーランゼーブの悲劇)
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- 和書
- 沖縄記者物語1970



