Crest books<br> いにしえの光

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901059
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

初老の俳優と若い人気女優の奇妙な逃避行。少年時代の恋の記憶と、命を絶った娘への思いが男を翻弄する。ブッカー賞作家の最新長篇。

撮影現場から姿を消した人気女優と、あとを追うベテラン俳優。よみがえる禁断の恋の記憶――。最愛の娘を失った老俳優と、今をときめく人気女優の、奇妙な逃避行。その途上で彼の脳裏によみがえるのは、友人の母親との禁断の恋の記憶だった。二人きりで過ごした短い時間があんなにも光に満ちていたのは、なぜだったのか? 数十年の後、その手がかりが不意に明らかになる――。ブッカー賞、カフカ賞受賞作家による最新長篇。

内容説明

撮影現場から姿を消した人気女優とあとを追う老俳優の、奇妙な逃避行。男の脳裏によみがえる、少年時代の禁断の恋。いくつかの曖昧な記憶が、思いがけず新しい像を結ぶ―。思い出すたびに色合いを変える、遠い日の禁断の恋の記憶。ブッカー賞、フランツ・カフカ賞受賞作家による最新長篇。

著者等紹介

バンヴィル,ジョン[バンヴィル,ジョン] [Banville,John]
1945年、アイルランド・ウェクスフォード生まれ。12歳より小説を書き始める。1970年、短篇集Long Lankinでデビュー。アイルランド紙で文芸記者として働きながら執筆を続け、『コペルニクス博士』(1976)でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞、『ケプラーの憂鬱』(1981)でガーディアン賞、『海に帰る日』(2005)でブッカー賞受賞。2011年、フランツ・カフカ賞受賞。現代アイルランドを代表する作家であり、The New York Review of Booksなどで批評家としても活躍している。ダブリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

144
少年の日の失われた恋の物語である。 老俳優が思い出す 過去の淡い記憶は 切なく、哀しい。過去と現在の断片が 交互に語られ、秘密の恋が しとやかに描かれる。終わりが近づいてきた 老俳優は なぜ 昔の恋を 執拗に思い出すのだろうか? 禁断の恋なのに ひどく牧歌的な雰囲気が 心地良い。ぼんやりとした記憶の霧の先に見えたきたものは何だったのか?定番の歳上の女性との初恋の物語だった。2021/02/03

りつこ

24
少年時代に体験した親友の母親との情事。当時見えていたもの、見えなかったもの、そして何度も思いだすうちに改変されていく記憶。終わりが想像できるだけに読み進めるのが辛かったのだが、最後に明かされる事実に驚くとともに、救われた気持ちになる。少年の側から見れば醜悪も思えた体験も、最後には美しい愛の記憶になるのだろうか。面白かった。2014/01/23

かもめ通信

13
本を閉じたとき、回想シーンで始まる一本の長編映画を観終えたような気がした。 始まりはスカートをはためかせて、坂道を自転車で下る女性。イメージはそう。フランソワ・トリュフォー監督の『あこがれ』のような。2014/03/09

NY

12
一人娘を謎めいた自殺で失い、人生の黄昏にたたずむ老舞台俳優。突然舞い込んだ、人気女優との初の映画出演に淡々と取り組む中、半世紀前の、親友の母親との短くも激しい恋が去来する。当時、その恋は露見し、恋人の家族が一家離散するような形で悲劇的に終わったはずだったが、結局、それは何も知らない少年の思い込みだったことが明らかになる。重く垂れ込めた雲の隙間から、鮮やかとは言えないが、じんわりと一条の光が差し込むような結末だ。読後感は悪くないが、繰り返し描かれるミセス・グレイとの密会は、細かい割には退屈だった。2021/10/19

ハルト

11
読了:○ かつての恋人、初体験の相手、友人の母。光満ちていた時代の永遠の愛人。甘く切なく懐かしい、痛みの記憶。主人公と友人の母親の関係に不思議と嫌悪感はなく、代わりに自分も母の柔らかな肌に抱かれている感触が甦ってくるような、温かい慕わしさと、いつまでも抱かれたままではいられない寂しい喪失感とを湧きあがらせる作品でした。2014/01/30

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