ブリーディング・エッジ

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ブリーディング・エッジ

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  • サイズ 46判/ページ数 704p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105372149
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

新世紀を迎えたNYで子育てに奮闘中の元不正検査士の女性がネットで見つけたのは、後の9・11テロの影――巨匠七十六歳の超話題作

内容説明

新世紀が幕を開け、ITバブルの残滓が漂うNYマンハッタン。企業の不正会計調査を担当するシングルマザー、マキシーンに、謎多き新興IT企業をめぐる案件が。持ち前の度胸と母親ゆずりのおせっかいな性格を原動力に、おたくプログラマーやマフィア、国家の工作員と渡りあい、ネットの最深部を覗き込む。見えてきたのは、あまりに危険なテロの予兆。マキシーンの焦りとは裏腹に、9月11日は近づいてくる―。類まれな知性を背景に膨大なトリビアを撒き散らし、怪しげな陰謀論で読む者を煙に巻く。やがてほの見えるこの世界の真実。かいぶつ、いきいき、76歳!現在まで射程に捉えるシリーズ最震作。

著者等紹介

ピンチョン,トマス[ピンチョン,トマス] [Pynchon,Thomas]
1963年『V.』でデビュー、26歳でフォークナー賞に輝く。第2作『競売ナンバー49の叫び』(1966)は、カルト的な人気を博すとともに、ポストモダン小説の代表作としての評価を確立、長大な第3作『重力の虹』(1973)は、メルヴィルの『白鯨』やジョイスの『ユリシーズ』に比肩する、英語圏文学の高峰として語られる

佐藤良明[サトウヨシアキ]
1950年生まれ。フリーランス研究者。東京大学名誉教授。専門はアメリカ文化・ポピュラー音楽・英語教育

栩木玲子[トチギレイコ]
1960年生まれ。法政大学教授。専門はアメリカ文学・文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

60
ブリーディングエッジ!それってアイアンマンのスーツじゃん。毎度のピンチョン節。登場人物は多く、各々が持つ世界観を記憶するのは至難の技。しかし意外にその宇宙は狭く、簡単に登場人物達は出会う。そんなんあり?場面が突然に入れ替わる。夢の中の自分がまた違う夢を見ている様な読書体験。夢なら映像でその入れ替わった空間を把握できる。しかし文章ではすぐには理解できない。読み進まないと別の話だという事が判らない。チョット苦労するが予測不能なこの感覚、まさに夢だ。ここに小説の存在意義を知る。人間にとって小説は覚醒時の夢の働き2021/07/08

ヘラジカ

57
フルスロットルで炸裂するイカれたエピソード、専門用語や固有名詞、それを交えた言葉遊びの奔流に、久々のピンチョン作品ということもあって目眩がしそうだった。しかし、陰謀渦巻く物語の巨大さには、やはり読書家の端くれとして細胞レベルで興奮させられる。『重力の虹』や『ヴァインランド』と比べると、ストーリーラインも割と掴みやすいので初読でもピンチョン・ワールドを十二分に堪能出来た(それでも再読は必須だろうが)。圧倒的知性から組み立てられた怪物的エンターテイメントに慄く。ラストも素晴らしく読後感も言うことなし!2021/05/27

ケイトKATE

31
初めて読破したトマス・ピンチョンの小説。本書の訳者の一人で、ピンチョン研究の第一人者である佐藤良明さんが言っていたことで、ピンチョンが驚異的な調べ魔ぶりであるを実感させられた。9.11アメリカ同時多発テロが起きた2001年の出来事やカルチャーを細かく書いて、執筆当時70歳を超えていたピンチョンの情報蒐集には参った。『ブリーディング・エッジ』を読んで、2001年はアイフォーンが誕生していないし、グーグルも大きな存在ではなかった。しかし、すでに情報化社会が進んでいることを知り、背筋が寒くなった。2021/11/27

イシザル

27
テレビで、反政府組織が、でっかい銃をバンバンぶっぱなしてる報道映像をみるが、あの銃と玉は、あのおっさんが作ってたんじゃなくて誰かが作って売って運んでるのもので、無料じゃなく カメラの後ろには、カメラワークを指示してる奴がいる そして報道映像として流して得しているやつがいる。2021/06/22

hasegawa noboru

20
ニューヨーク住民も衝撃と非難の中で団結し、ブッシュ陣営が呼びかけた「テロとの戦い」正義の十字軍に加わったのだとNYタイムズしか読まなければ信じてしまうだろうの一文で始まる30章にきて、小説の地の文として語り手(作者)があの9・11テロへの直接的言及描写をおこなっている。どの種のメディアであれ<人々の気持ちをある方向へ焚きつけ>る習性を持つのは古来不変のものだ。T・ピンチョン初読。9・11を挟んでの一年間、ニューヨーク、マンハッタンを舞台に、元公認不正検査士の仕事を生き、二人の息子を育てるシングルマザー(夫2021/09/13

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