出版社内容情報
新世紀を迎えたNYで子育てに奮闘中の元不正検査士の女性がネットで見つけたのは、後の9・11テロの影――巨匠七十六歳の超話題作
内容説明
新世紀が幕を開け、ITバブルの残滓が漂うNYマンハッタン。企業の不正会計調査を担当するシングルマザー、マキシーンに、謎多き新興IT企業をめぐる案件が。持ち前の度胸と母親ゆずりのおせっかいな性格を原動力に、おたくプログラマーやマフィア、国家の工作員と渡りあい、ネットの最深部を覗き込む。見えてきたのは、あまりに危険なテロの予兆。マキシーンの焦りとは裏腹に、9月11日は近づいてくる―。類まれな知性を背景に膨大なトリビアを撒き散らし、怪しげな陰謀論で読む者を煙に巻く。やがてほの見えるこの世界の真実。かいぶつ、いきいき、76歳!現在まで射程に捉えるシリーズ最震作。
著者等紹介
ピンチョン,トマス[ピンチョン,トマス] [Pynchon,Thomas]
1963年『V.』でデビュー、26歳でフォークナー賞に輝く。第2作『競売ナンバー49の叫び』(1966)は、カルト的な人気を博すとともに、ポストモダン小説の代表作としての評価を確立、長大な第3作『重力の虹』(1973)は、メルヴィルの『白鯨』やジョイスの『ユリシーズ』に比肩する、英語圏文学の高峰として語られる
佐藤良明[サトウヨシアキ]
1950年生まれ。フリーランス研究者。東京大学名誉教授。専門はアメリカ文化・ポピュラー音楽・英語教育
栩木玲子[トチギレイコ]
1960年生まれ。法政大学教授。専門はアメリカ文学・文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヘラジカ
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hasegawa noboru